イスラエル軍の空爆、ハマス指導者の息子3人死亡

2024/04/11 更新: 2024/04/11

4月10日、イスラエルによるガザ地区への空爆で、ハマス指導者イスマイル・ハニヤ氏の息子3人が死亡した。

イスラエル軍はこの攻撃を確認し、ハニヤ氏の3人の息子は過激派組織ハマスのスパイであると主張した。

ハマスによると、ハニヤ氏の3人の息子(ハゼム、アミール、モハマド)はガザ市のシャティ難民キャンプ、に移動中、乗っていた車にロケット弾が命中したという。ハニヤ氏の孫娘3人と孫1人もこの攻撃で死亡した。

イスラエル軍はハニヤ氏の4人の孫についての情報を持っていない。

ハニヤ氏はハマスの政治指導者としてカタールを拠点に活動し、ハマスの国際外交における強硬派であり、イスラエルとハマスの交渉における重要人物であった。 彼の自宅は昨年11月のイスラエル軍の空爆で破壊された。

ハマス筋によると、61歳のハニヤ氏には13人の子供がいるという。イスラム教のイード・アル・フィトルの祝日初日、彼の3人の息子と4人の孫は、家族を訪ねるためにガザ市の難民キャンプ、シャティに向かった。

ハマス側は火曜日、6か月以上に及ぶガザ紛争におけるイスラエル側の停戦提案を研究していると述べた。ハニヤ氏は、ハマスの要求は明確かつ具体的であり、イスラエルに譲歩することはないと述べた。

イスラエルによるガザ空爆と地上攻撃は7か月目に入り、ハマス側はイスラエルに対し、ガザ地区で拘束されているイスラエル人の人質解放と引き換えに、軍事作戦を停止し、ガザ地区から撤退し、避難民であるパレスチナ人が自宅に戻れるようにすることを望んでいる。

イスラエルは米国と一時的な停戦交渉に応じる意向を示しているが、同時にガザでの軍事作戦の継続を望んでいる。ハマスの交渉担当者は水曜日未明、アメリカの停戦計画をほぼ拒否したと述べた。その代わりの停戦計画を提案すると述べた。

林燕
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