トランプ氏 ホルムズ海峡での船舶誘導作戦を一時停止

2026/05/07 更新: 2026/05/07

トランプ米大統領は火曜日の夜、自身のSNS「Truth Social」で、ホルムズ海峡における船舶誘導作戦「プロジェクト・フリーダム」を一時停止すると発表した。

イランの港に対する米国の封鎖は継続されるものの、トランプ氏は軍事的に大きな成果を収め、最終合意に向けた進展があると述べた。

「プロジェクト・フリーダム(ホルムズ海峡を通過する船舶の誘導)は、最終合意が締結されるかどうかを見るため、短期間停止される」とトランプ氏は投稿した。

トランプ氏によれば、この戦争の最新の動きはパキスタンなど複数の国の要請によるものだという。

パキスタンは、米国とイランの和平交渉の仲介役として重要な役割を果たしている。

一方で、トランプ氏は5月4日にヒュー・ヒューイットラジオの司会者との対談で、戦争終結までの期間が延びる可能性にも言及した。

「やるべきことの大半はすでに終えた」とトランプ氏は述べ、戦争は「おそらくあと2週間、あるいは3週間続く」との見通しを示した。

また、テヘランに核兵器を持たせることは許されないとの立場を強調し、「いずれにせよ我々は勝つ」と語った。

「正しい合意が成立するか、あるいは非常に容易に勝利するかのどちらかだ。軍事的観点から言えば、すでに勝っている」とトランプ氏は述べた。

「何度も言っているし他の人も言っているが、(イランは)159隻の船を持っていた。今は1隻もない。すべて海の底に沈んでいる。」

プロジェクト・フリーダムは、ペルシャ湾内に取り残された1,500隻以上の商船に対し、安全で防御的な航路を確保するため、数週間にわたる準備の末に実施された作戦である。

イラン政権は、報復措置としてこの国際水路での航行妨害を主要な戦術としていた。

この作戦には、約1万5千人の米軍兵士、25隻の軍艦、100機以上の航空機が投入されていた。

トランプ氏の発表に先立つ火曜日、アラブ首長国連邦(UAE)はイランによるミサイルおよびドローン攻撃を受けていると発表した。これは同国に対するイランの攻撃として2日目にあたる。

月曜日には、UAEは十数回のミサイルおよびドローン攻撃を迎撃したと報告し、その数時間前には石油生産港湾施設が攻撃されたとも発表している。

UAE国防省はXへの投稿で、「現在、我が国の防空システムはイランから発射された弾道ミサイル、巡航ミサイル、ドローンへの対応を行っている」と述べた。

さらに、「国内各地で聞こえる爆発音は、防空システムがこれらの攻撃を迎撃した結果である」と説明した。

パキスタンのシェバズ・シャリフ首相はXへの投稿でUAEへの連帯を表明した。

「この困難な時期において、パキスタンはUAEの兄弟姉妹および同政府と固く連帯する」と述べ、「停戦が維持され尊重されることが極めて重要であり、それが対話による持続的な平和と安定につながる外交的余地を確保する」と強調した。

この湾岸諸国の発表は火曜日に行われた。同日、ピート・ヘグセス米国防長官は、ここ数日テヘランによる一連の攻撃が続いているものの、イランとの停戦は維持されていると表明した。

ただし同時に、イランに対し、米国は「圧倒的かつ壊滅的な」軍事力で対応する可能性があると警告した。

「我々は平和的な作戦を望んでいるが、国民、船舶、航空機、そして任務を守るため、完全に戦闘準備は整っている」とヘグセス長官は記者会見で述べた。

また、ペルシャ湾におけるイランの行動は「大規模戦闘作戦の再開には至らない水準」にあると説明した。

統合参謀本部議長ダン・ケイン将軍も5月5日の会見で次のように述べた。

「停戦発表以降、イランは商船に対して9回の攻撃を行い、コンテナ船2隻を拿捕し、さらに米軍に対して10回以上の攻撃を行った。しかし、現時点では大規模戦闘を再開する水準には達していない」

トランプ氏が5日夜に作戦停止を発表する前、ヘグセス氏は作戦の成功を強調していた。

「すでに米国の商船2隻が、米駆逐艦2隻の護衛のもと、安全にホルムズ海峡を通過した」と述べた。

「イランはこの事実に恥じているはずだ。彼らは海峡を支配していると言っていたが、実際にはそうではない」

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