台湾の次期総統、タイム誌の「2024年世界で最も影響力のある100人」選出

2024/04/18 更新: 2024/04/19

5月20日に台湾総統に就任する民進党の頼清徳副総統が、米タイム誌の「2024年世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。台湾総統府は4月17日、国際社会による台湾の「民主主義の成果」への重要な承認だと歓迎の意を示した。

頼氏は1月の総統選で勝利し、蔡英文総統の後を継いで今後4年間、台湾のリーダーとして牽引する。

元米国駐中国大使のジョン・ハンツマン氏は、タイム誌での頼清徳氏の紹介で「炭鉱労働者の息子で、問題解決と信頼を重んじる一方、ハーバード大学で学んだ公衆衛生の専門家でもある」と述べた。

選出を受け、頼氏は18日、フェイスブックで「2024年、台湾は民主主義の新たなページを開く。台湾は民主主義そのものだと世界に示す」と謝意を表明。「問題解決の姿勢と相互信頼の精神で、台湾の民主主義を守り、この美しい国を団結して守り抜く」と述べた。総統府も「台湾の民主主義の成果への国際社会の重要な承認」だとのコメントを発表した。

蔡総統も2015年と2020年の2度、タイム誌の100人に選ばれている。米共和党のテッド・クルーズ上院議員は「中国の強権の影に照らされた灯台のように、台湾は中国共産党に屈しないと世界に示している」と称賛した。

日本人で選出されたのは、スタジオジブリの宮崎駿監督など。『君たちはどう生きるか』は米映画界最高の栄誉とされるアカデミー賞で、長編アニメ映画賞を受賞した。タイム誌は「独自の芸術を確立した唯一無二のクリエーター」と高評した。

大紀元日本 STAFF
関連特集: 時事