「死ぬかと思った」ー。
4月30日、香港を拠点とする航空会社「キャセイパシフィック航空」の上海発香港行きCX341便が悪天候に遭遇し、香港国際空港へ2度も着陸できなかった。その後、深センに着陸し、給油後に再度離陸して目的地の香港へ向かい、最終的に香港国際空港に無事着陸できた。
機内の乗客たちは空中での激しい揺れや無重力状態などを経験し、パニック状態に陥った。
当時の搭乗客と思われる多くのネットユーザーが同便での恐怖体験をSNSに投稿しており、一部乗客は中国メディアの取材に応じて「無事生還できた」喜びを語っている。
「少なくとも3、4回はお尻が座席から浮いたよ、カバンの中のものがすべて飛び出した。もはや揺れといえないぞ」
「機内は乗客の叫びと、子供の泣き声であふれ、また嘔吐物のにおいが充満した、こんな経験は人生で2度としたくない」
「死ぬと思った」、「生きててよかった」、なかには携帯のなかに「遺言」を残した乗客もいたという。
当時の機内の様子を捉えた動画のなかには、混乱した薄暗い機内で、泣きじゃくる人もいれば、「大丈夫だよ」となだめる人、さらには「機長、頑張れ!」と叫ぶ人もいた。
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