北大東島に移動式警戒管制レーダー配備を計画=防衛省

2024/06/28 更新: 2024/06/28

木原防衛大臣は6月28日の記者会見で、沖縄県北大東村に移動式警戒管制レーダーを配備する計画について詳細を説明した。この動きは、太平洋地域の警戒監視態勢を強化するための重要なステップと位置づけられている。

大臣は、北大東島が我が国の海空域を警戒する上で戦略的に重要な位置にあると述べ、周辺国の活動が活発化する中、この地にレーダーシステムを設置することの重要性を指摘した。

この計画は、北大東村との協議を経て進められており、既に村からの要請と村議会の決議があり、防衛省は村と緊密に連携しながら、住民への説明を進める方針だ。

大臣は、レーダー配備が領土・領海・領空の防衛だけでなく、武力攻撃を抑止する上でも非常に重要であると述べ、配備を通じて防衛の意思と能力を示すことの重要性を強調した。

具体的な配備スケジュールについては今後詳細な検討が必要とされており、防衛省はできる限り速やかに作業を進める意向を示しているものの、具体的な開設時期はまだ未定だ。

今後地元住民への説明会を開催する計画も含め、地元とのさらなる調整が必要とされている。

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