ハリケーンが米国東部を直撃 死者100人以上

2024/10/02 更新: 2024/10/02

過去50年で最も致命的なハリケーンの一つ「ヘリーン」は、アメリカ南東部の6州を襲い、深刻な被害をもたらした。9月30日までに、100人以上が死亡し、200万以上の家庭や企業が停電している。

30日、「ヘリーン」はノースカロライナ州を直撃し、道路を破壊し、大規模な停電を引き起こした。この致命的なハリケーンでバンカム郡では死亡者数が35人に達した。被害が最もひどい観光地アッシュビル市では、住民たちが飲料水を受け取るために列を作っている。新唐人は現地の声を取材した。

アシュビル市の住民サマービル・ジョンストンさん

「私はコミュニティが前例のないほど団結していると思う。これまで隣人をこれほど理解したことはない」

ノースカロライナ州バンカム郡の職員クエンティン・E・ミラーさん

「今日、私たちはバンカム郡で35人が死亡したことを確認した」

その前日、洪水でアシュビルの美容室が浸水し、理髪器具が水に浸かった。

「ヘリーン」の影響で、ノースカロライナ州ラザフォード郡のルール湖には、吹き飛ばされた建物の破片や残骸が散乱している。

フロリダ州ロン・デサンティス知事は9月30日に、フロリダ州が週末にブルーリッジ作戦を開始し、複数の州と協力してノースカロライナ州の重災地域を支援することを発表した。

デサンティス氏
「これは大規模な取り組みになるだろう。各州と郡の緊急管理のパートナーが、影響を受けた地域全体に回復シェルターを設置し、人々が資源や救助チームの連絡先を見つけられるようにする」

同日、アメリカバイデン大統領は、10月2日または3日にノースカロライナ州を訪れ、災害後の視察を行う予定であると述べた。

バイデン大統領
「私は彼らに、救助任務が完了するまで私たちは決して離れないと伝えたい。影響を受けた地域にはできるだけ早く向かうことを約束する」

さらに、バイデン大統領は、災害の被災者の復興を支援するために、議会に追加の資金を求める意向を示した。

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