中国で最近、殺人事件が相次いでいる。 広東省珠海の自動車の暴走、江蘇省無錫市の専門学校での切りつけ事件に続き、19日に湖南省常徳市の小学校前で、複数の児童らが車にはねられた。
中国メディアの報道によると、19日午前、湖南省常徳市の小学校前で車が人をはね、児童ら多数が怪我を負った。
運転していた容疑者はその場で取り押さえられた。北京にある日本大使館によると、被害者の中に日本人は含まれていないという。当局は死傷者を発表していない。
地元当局から詳しい動機は発表されていないが、情報提供者によると、容疑者の子供がいじめられたため、社会報復を行ったとされる。
これらの事件の背景には、経済的困難や社会への不満が指摘されている。中共外務部は、自国について「世界で最も安全だ」と主張していたが、立て続けに発生する殺傷事件により冷や水を浴びせられた形だ。
最近、別地域でも刺殺事件が発生している。
江蘇省無錫市の専門学校「無錫工芸職業技術学院」で16日、男が多くの人を刃物で切りつける事件が発生、8人が死亡、17人が負傷した。
日本人の被害は確認されていない。男は現場で拘束されたという。
男は専門学校に通っていたものの、実習での報酬に不満があったことや試験に落第したことが理由で犯行に及んだという。
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