アメリカのトランプ次期大統領は、就任後に緊急事態を宣言し、不法移民の強制送還を行うことを認めた。優先的に送還されるのは、非正規滞在の中国籍で兵役年齢の男性だ。

以下は弁護士の分析だ。

最近、アメリカの保守派団体はソーシャルメディア上で、トランプ氏が就任後に国家を緊急事態にし、軍隊を動員して大規模な不法移民の強制送還を行う計画だと発表した。

11月18日、トランプ氏は「本当です」と答えた。

トランプ氏は、1100万人以上の非正規滞在の移民を送還するために、1798年の外敵法と1807年の暴動法を引用し、軍隊を国境に配備すると述べている。

優先的に送還されるのは、裁判所からの強制送還命令を受けた非正規滞在の移民、犯罪歴のある非正規滞在の移民、そして中国籍の兵役年齢の男性だ。

アメリカの弁護士、陳闖創氏は次のように指摘した。

「トランプ次期大統領が軍を動員して大規模な送還を行うことは避けられないが、これは軍が他人の家に押し入って人を捕まえることを意味するのではなく、軍は送還の物流面で支援を提供することになる。具体的な逮捕作業は移民局の職員が行うべきだ」

トランプ氏は、複数の選挙集会で、中国からの不法移民が大量にアメリカに入国しており、その中には多くの兵役年齢の男性がいたと述べ、中国共産党(中共)がアメリカで軍隊を設立するのではないかと疑問を抱いている。

中国民主党联合本部の副主席 界立建氏
「私は多くの逃亡者と接触してきた。多くの中共軍の関係者がアメリカに潜伏しており、全国各地、特に私たちの民主運動の団体に隠れて機会をうかがっていると信じている」

アメリカに住む作家で歴史学者の遇羅文氏は次のように述べている。

「兵役年齢に達している人々や、かつて兵役に就いていた人々の中には、中共の本質を見抜いている人がいる。彼らは中共の迫害から逃れるためにアメリカにやってきた。アメリカは彼らを受け入れるべきだが、その中には中共のスパイも含まれているため、アメリカはこれらのスパイを厳格に区別し、追放する必要がある」