南太平洋トンガ沖でM7.1地震 震源から300キロ以内で津波警戒発令

2025/03/30 更新: 2025/03/30

アメリカ地質調査所(USGS)によると、日本時間の2025年3月30日午後9時18分ごろ、南太平洋に位置するトンガの沖合で強い地震が発生した。震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは7.1と推定されている。

この地震を受けて、アメリカ海洋大気局(NOAA)の太平洋津波警報センターは、震源から約300キロ以内の地域で津波が発生する可能性があるとして警戒を呼びかけた。現在のところ、被害の報告はないものの、現地では引き続き状況が監視されている。

トンガはポリネシアに位置する島国で、171の島々から構成されており、人口は約10万人。そのうち多くが主要な島であるトンガタプ島に居住している。今回の地震はトンガタプ島から約100キロ北東の海域で発生したとされる。

日本への影響については、気象庁などから津波警報や注意報は発表されておらず、直接的な影響はないとみられる。しかしながら、南太平洋地域では地震活動が活発であり、引き続き注意が必要だ。

専門家によれば、この地域ではプレート境界付近で頻繁に地震が発生しており、今回の地震もその一環と考えられる。今後も現地当局や国際機関による情報更新を注視する必要がある。

大紀元エポックタイムズジャパン記者。主に軍事・防衛、安全保障関係を担当。その他、政治・経済・社会など幅広く執筆。
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