中国共産党 突如台湾包囲の軍事演習 台湾のF16戦闘機が対応

2025/12/30 更新: 2025/12/30

中国共産党(中共)東部戦区司令部の発表によると、中共軍は陸軍・海軍・空軍・ロケット軍を動員し、台湾周辺の北部、西南部、東南部、東部の各海空域で大規模な軍事演習を実施した。

演習には、駆逐艦やフリゲート艦、戦闘機、爆撃機、ドローンなどが投入され、海上目標に対する実弾射撃も行われたという。
中共は今回の演習を「正義使命2025」と命名しており、強い政治的意味合いがあるとみられている。

専門家は、この軍事演習について、中共が最近のアメリカによる台湾への武器売却に不満を示すと同時に、アメリカや日本の反応を試している可能性があると分析している。

台湾軍は、適切な戦力を展開し、迅速対応訓練を実施したと発表した。

中央通信社の報道によると、台湾国防部は同日午後、F-16V戦闘機と海軍の「ティエンダン艦」が中共軍の航空機や艦艇を監視・追跡している映像を公開し、国軍が敵軍の動向を把握できる能力を有していることを示した。

また、台湾総統府の郭雅慧報道官は、中共当局が国際法を軽視し、軍事的威圧によって周辺国を脅かしているとして、強く非難する声明を発表した。

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