アメリカ社会 JD・ヴァンス副大統領は映像を再投稿し正当防衛を主張

ICE職員が撮影した新映像公開 ミネアポリス発砲事件直前の瞬間

2026/01/11 更新: 2026/01/11

1月7日にミネアポリスで女性を射殺した米移民・税関捜査局(ICE)職員の携帯電話から撮影された映像が公開され、発砲に至るまでの遭遇の様子が明らかになった。アルファ・ニュースが入手し、国土安全保障省(DHS)がXで再投稿したこの映像には、ICE職員が車から降り、携帯電話で録画しながらレニー・ニコール・グッド氏の車両に近づく様子が映っている。

背景にはサイレンの音や車のクラクションが鳴り響いており、グッド氏のえんじ色のSUVの後部座席には黒い犬が座っているのが見える。ICE職員がナンバープレートを撮影するためにグッド氏の脇を通り過ぎると、グッド氏は左腕を窓から出したまま、「いいわよ、別に怒ってないから」と彼に告げる。後にグッド氏の妻と特定された別の女性が、近くに立って携帯電話で撮影しているのが見られた。彼女は職員に、「大丈夫、私たちが毎朝ナンバープレートを変えるなんてことはないから。後で話に来たときも同じプレートよ」と語る。

彼女はさらに続けた。「私たちに向かってくるつもり? 向かってきたいの? ランチでも食べてきなさいよ、お兄さん」。この時点で、別のICE職員が運転席側からSUVに近づき、グッド氏に「車から降りろ」と繰り返し命じる。グッド氏の妻は助手席に乗り込もうとするが、ドアが開かない。携帯電話で撮影していた職員は、グッド氏が少しバックしてからハンドルを切り、前方に走行し始めると、SUVの正面へと歩いていく。カメラが上向きに傾き、職員の叫び声が聞こえ、複数の銃声が響く。

JD・ヴァンス副大統領はXにこの映像を再投稿し、職員が発砲した際には正当防衛として行動したことを示していると述べた。「多くの皆さんは、この法執行官が車にひかれたわけでも、嫌がらせを受けていたわけでもなく、罪のない女性を殺害したと聞かされてきた」と彼は語った。「現実は、彼の命が危険にさらされており、正当防衛で発砲したということだ」。

1月8日のホワイトハウスでの記者会見で、ヴァンス氏は一部の報道機関によるこの事件の報じ方を批判し、銃撃事件がそのように枠付けされることは「我々の法執行官を危険にさらす」と述べた。

オンラインで共有された別の映像には、グッド氏が前方に車を走らせる際、2人目の職員がドアノブを掴む中で、職員が彼女に向かって発砲する様子が映っている。SUVはその後、路肩に停まっていた2台の車に衝突した。上院少数党院内総務のチャック・シューマー(ニューヨーク州選出、民主党)氏は、1月9日にヴァンス氏の投稿に反応し、政権が「嘘をついている」と非難した。「この映像を見て、どうして(ヴァンスが)述べているような結論に至ることができるのか。……我々は今すぐ正義を求める」。

ミネソタ州刑事捜査局によると、FBIがこの事件を調査している。

1月7日にミネアポリスでのICEの任務執行中に発生したこの銃撃事件は、公衆の怒りを買い、連邦移民法執行に対する抗議活動を引き起こし、逮捕者が出る事態となった。今週初め、DHSは同局がこれまで実施した中で最大規模の移民法執行作戦を開始したと発表し、ミネアポリス周辺には約2,000人の連邦捜査官や職員が派遣される見込みである。

米国とアジア太平洋地域のニュースを担当するフリーライター。
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