イラン政権の脆弱な局面 米空母打撃群が2日以内に武力行使可能に

2026/01/29 更新: 2026/01/29

イラン当局は全国的な抗議デモを暴力的に鎮圧しているが、米国が入手した情報によると、現在のイラン政権は1979年以来、最も脆弱な状態にある。トランプ米大統領は、イラン側には交渉の意志があるとの見方を示した。現在、米空母「エイブラハム・リンカーン」が米中央軍の管轄する中東地域に入っており、1、2日以内に軍事行動を開始できる態勢を整えている。

検証済みの映像では、1月8日、イラン西部のテヘランで治安部隊の集団が警察署の屋根から抗議者に向け発砲する様子が確認された。また、南東部の都市ケルマーンでは、軍服を着た武装集団が通り沿いで発砲を続けているとの情報もある。昨年12月末に大規模なデモが発生して以来、当局は国家機関を動員して暴力的な鎮圧を展開している。

国連のイラン問題専門家は26日、イランの治安部隊が病院から多くの負傷したデモ参加者を連行・拘留しているとの報告を受けたと発表した。

国連のイラン問題特別報告者、佐藤舞氏は次のように述べている。「最近、私服警官を含む治安部隊が病院に侵入してデモ参加者を特定し、拘留しているという報告を多数受けている。その結果、負傷したデモ参加者が医療支援を求めるのをためらう事態となっている。これは必然的に死者や未治療の負傷者を増やすことになるだろう」。

メディアの報道によれば、トランプ大統領は、現在のイラン・イスラム政権が1979年の革命以来で最も脆弱な時期にあるという複数の情報分析を受け取っている。トランプ氏は26日のAxiosのインタビューに対し、イランは合意に向けた交渉を望んでいると語った。また、米国が「巨大な艦隊」を派遣しているため、イランの情勢は「刻一刻と変化している」と述べた。

米中央軍も26日、空母「エイブラハム・リンカーン」と数隻のミサイル駆逐艦が管轄区域に入ったことを認めた。また、匿名当局者は、ホワイトハウスから攻撃命令が下れば、リンカーン空母打撃群は1、2日以内に軍事行動を開始できると明かした。

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