最近、中国では青少年の失踪が相次いでいる。先週、河南省新蔡県で中学生が不可解な死を遂げた事件の後、同県で複数の子供が行方不明となり、ネット上では、臓器提供の「予備的な対象」にされたのではないかとの憶測も広がっている。また、若者が交通事故に遭った際、家族が病院から半ば脅される形で臓器提供の同意書に署名させられたとの証言も出ている。
中国のネット上には、失踪した青少年の捜索を呼びかける投稿が大量に出回り、最近は特に増加傾向にある。保護者の不安は強く、拡散された映像では、登下校時間帯に学校の門前に送迎の保護者が殺到している様子が確認できる。
河北省の村に住む楊さんは、「子供が連れ去られる事件が相次ぎ、臓器を摘出されるのではないかとの不安の声も多い。雄安新区周辺でも中学生が行方不明になった。今は危ないと皆が分かって、毎日学校の門まで大人が付き添って送迎している」と語った。
先週、河南省新蔡県では13歳の生徒が校内で不可解な死を遂げ、以後、同県の登下校時間帯は深刻な渋滞が発生し、学校周辺は送迎の車で埋め尽くされた。その後も複数の子供の失踪が報告され、住民の間では、「一般家庭の子供が、臓器提供のリストに載せられているのではないかとの疑念」が広がっている。
新蔡県の保護者である劉さんは、「どこもかしこも怖い。私たちに自分や子供を守る術があるのか。とにかく子供のことが心配で、夜も眠れない。特に地方の小さな都市で、私立学校に通い、両親が力を持たない家庭の子供が真っ先に狙われるのではないか」と話した。
各地の街頭では、ナンバープレートのない救急車や、表示や窓のないワンボックス型の車両が目撃されている。ネット上では、こうした車両が人を強引に連れ去っているとの告発も相次いでいる。また、若者の交通事故が増えているとの指摘もある。
山東省農村部に住む26歳の李さんは、村でも若者が行方不明になり、今も見つかっていないと証言した。数か月前、自身も車にはねられて重傷を負ったが、幸い通行人に助けられ、病院で治療を受けたという。
李さんは、「事故の後、24時間昏睡状態だった。今も記憶が曖昧で、はねた車はナンバーも確認できず、いまだに見つかっていない。村は貧しく、路地は暗く、防犯カメラもない」と語った。
また安徽省の王さんは、「親戚は事故で重傷だったが、助かる可能性はあった。ところが病院側は、治療の中止および無償での臓器提供に同意するとする書類への署名を迫り、署名しなければ死亡診断書を発行しないと告げられた。最終的に家族は折れ、親戚がICUでまだ救命措置を受けている最中に、その書類に署名させられた」と証言した。

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