トランプ「イラン政権転換の時来た」ハメネイ批判 反政府デモ死者3090人

2026/01/18 更新: 2026/01/18

トランプ米大統領が「イラン政権転換の時」とハメネイ師を痛烈批判。反政府デモで死者3090人超、経済危機が政権崩壊を加速。

アメリカはイランへの軍事攻撃を一時的に見送ったものの、米・イラン関係は依然として緊迫している。トランプ米大統領は1月17日、イランの最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師(Ayatollah Ali Khamenei)による37年に及ぶ統治を終わらせ、イラン政権の転換を実現すべき時が来たと訴えた。

「イランには新しい指導層を見つける時が来ている」とトランプ氏は米国メディア「ポリティコ(Politico)」のインタビューで述べた。

トランプ氏がこの発言を行う前、イランの最高指導者ハメネイ師はソーシャルメディアプラットフォーム「X」でトランプ氏を非難する一連の投稿を行い、イランの抗議者の死についてトランプ氏に責任があると主張した。

さらに別の投稿で、ハメネイ師はトランプ氏が「暴力的集団」を誤って「イラン国民の代表」として描写していると批判した。これに対しトランプ氏は、イラン現政権が弾圧と暴力によって統治を維持していると反論した。

トランプ大統領のイラン政権転換発言

「一国の指導者としての罪は、この国を完全に破壊し、これまでにないほどの暴力を用いたことにある」とトランプ氏は述べ、「国を維持するためには──たとえその形がどんなに低いレベルのものであっても──指導者は自国をきちんと統治することに専念すべきであり、支配を維持するために数千人を殺害するべきではない」と訴えた。

さらにトランプ大統領は、リーダーシップとは尊敬を得ることであり、恐怖や死によって支配を維持するものではないと強調した。そしてハメネイ師をさらに批判し、「彼は異常な人物である。自国をきちんと治め、国民を殺すのをやめるべきだ」と述べた。

「劣悪な指導力のせいで、イランは世界で最も住みにくい国の一つとなっている」とトランプ氏は語った。

今回の応酬は、中東情勢の不安定化が続くなか、米国とイランの関係が一層緊張していることを浮き彫りにしたものである。

イラン反政府デモ:死者3090人、2万2000人拘束

米国務省は17日、Xのペルシア語公式アカウントで投稿し、「イラン・イスラム共和国は国家が直面する真の課題に取り組むのではなく、『沈黙と孤立』を選んでいる。これは、自らの正統性に対する極度の不信の表れである」と指摘した。また、イラン当局が国民へのインターネット接続遮断を延長していることを非難した。

イランでは先月末、経済的困難をきっかけに抗議活動が発生し、その後、大規模な反政府デモへと発展した。抗議者たちは現政権の終焉を求めている。これに対しイラン当局は治安部隊を動員し、抗議者に発砲した。米国に拠点を置く「人権活動家通信社(HRANA)」によれば、確認できたデータでは死者は3090人、そのうち2885人が抗議者であり、さらに2万2千人以上が拘束されたという。

張婷
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