トランプ米大統領は1月30日、イランとの核合意の締結を望んでいると述べる一方、交渉が決裂した場合、イランは深刻な結果に直面することになると警告した。同時に、イランの外相はトルコ指導部との会談で、対話を通じて情勢の緊張を緩和する用意があると表明した。
トランプ氏は記者に「われわれは大規模な艦隊を派遣している。海軍と呼ぶか艦隊と呼ぶかはともかく、現在イランに向かっている。その規模は、われわれがベネズエラに展開した兵力を上回る」と述べた。
「実際、われわれはイランにさらに多くの艦船を派遣している。双方が合意に達することを望んでいる。合意できれば良いことだ。そうでなければ、成り行きを見守ることになる」としている。
記者から「イランが合意に至らなかった場合の期限を設定しているのか」と問われると、トランプ氏は「それを最もよく知っているのは彼ら自身だ」と答えた。
トランプ氏は、すでにアメリカの立場をイラン当局に伝えているとした上で、イラン側には合意に前向きな意思があるとの認識を示した。
テレビ映像では、米海軍の駆逐艦1隻が30日、イスラエル南部の紅海沿岸に位置するエイラート港に寄港する様子が映し出された。イスラエル軍によると、この艦艇は通常任務を遂行中だという。
イスラエルの民放「チャンネル12」が放送した映像では、同日早くに米軍の駆逐艦「デルバート・ブラック」が港に停泊しており、フロリダ州を母港とする同艦の甲板上には数十人の水兵の姿が確認できた。
同日、イランのアラグチ外相はイスタンブールを訪れ、トルコのエルドアン大統領およびフィダン外相と会談した。
アラグチ外相はフィダン外相との共同記者会見で、イランは対話を通じて緊張を緩和する用意があると述べたが、現時点ではアメリカとの交渉に関する具体的な計画はないと明らかにした。
エルドアン氏はこれに先立ち、イランのペゼシュキアン大統領と電話会談を行い、イランとアメリカの間で交渉の「調整役」を務める用意があると伝えたという。また、地域の不安定化を招くとして、アメリカによるイランへの軍事介入に反対する立場を示した。
同日、スターマー英首相は記者団に対し、イギリスは同盟国と連携し、イランによる核兵器開発を阻止するため取り組んでいると述べた。同時に、イラン当局による抗議デモ参加者への弾圧を強く非難した。
スターマー首相は次のように語った。
「我々の目標は、イランが核兵器を開発するのを阻止することだ。これは極めて重要である。同時に、抗議者を弾圧し、命を奪っているイラン当局の行為にも目を向けなければならない。現在の状況は看過できず、これこそが我々の重大な関心事だ。そのため、我々は同盟国と協力して対応している」
アメリカの人権活動家通信社によると、イラン当局による厳しい弾圧により、これまでに少なくとも6479人が死亡したとされ、実際の犠牲者数はさらに多い可能性がある。
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