NATO 警戒行動「北極圏の哨兵」推進  中共とロシアの脅威に対応

2026/02/10 更新: 2026/02/10

米空軍大将でNATO欧州連合軍最高司令官を務めるグリンケビッチ氏は9日、ルクセンブルクを訪問した。グリンケビッチ氏は、中国共産党(中共)とロシアによる北極圏での軍事的脅威に対応するため、アメリカとヨーロッパが新たな警戒行動「北極圏の哨兵」を急速に進めており、早ければ今週にも開始する見通しだと明らかにした。

グリンケビッチ氏は、「我々は『北極圏の哨兵』という新たな北極での行動を計画している」と述べた。

グリンケビッチ氏は、ロシアと中共が北極圏での活動を活発化させていると指摘し、NATOは「北極圏の哨兵」行動を推進し、同地域の安全強化を図っていると強調した。

同氏は、「中露両国が北極圏で活動を継続し、その影響力を強めていることから、同盟国が北極の安全保障に注意を払う必要性が高まっている」と指摘した。

「北極圏の哨兵」行動は、NATO欧州連合軍最高司令官が直接立案し、実施するもので、現在は最終段階に入っている。前方警戒を主な任務とし、北極空域に接近するミサイルや戦略航空機などの潜在的脅威を早期に探知することを目的としている。

グリンケビッチ氏は、この北極安全保障が、「NATO事務総長とトランプ米大統領が世界経済フォーラムで議論した重要分野の一つだ」と説明したうえで、「北極の安全は今後の安全保障体制を支える重要な柱になると思っている。私自身もその取り組みに貢献したい」と述べた。

複数の関係者によると、NATOは今後数日以内に「北極圏の哨兵」行動を正式に開始する見通しである。

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