米・イスラエル 対イラン戦略を協議へ

2026/02/11 更新: 2026/02/11

トランプ大統領は2月11日、核開発問題をめぐりイランとの緊張が続く中、ホワイトハウスにイスラエルのネタニヤフ首相を迎える。ネタニヤフ氏の訪米は、2025年初頭にトランプ氏が就任して以来、今回で7回目となる。

ホワイトハウスのレビット報道官は2月10日の記者会見で、大統領がイスラエル首脳と二国間会談を行うことを認めた。

ネタニヤフ氏は火曜夜にワシントンに到着し、その直後、大統領公賓邸であるブレアハウスにて、スティーブ・ウィトコフ米特使およびトランプ氏の娘婿であるジャレッド・クシュナー氏と会談した。

エルサレム・ポスト紙によると、この会談でウィトコフ氏とクシュナー氏は、2月6日にオマーンで行われたイランとの第一回交渉の内容についてイスラエル首脳に報告したという。

トランプ氏は最近、中東における米軍の増強を指示しており、ワシントンとテヘランの間で合意に至らない場合は、イランに対して新たな攻撃を行うと警告している。

ネタニヤフ氏は以前、この交渉に懸念を表明しており、テヘランとのいかなる交渉にも、弾道ミサイルの開発制限や、ヒズボラやハマスなどの過激派組織を含む「イランの枢軸」への支援停止を含めるべきだと主張している。

ワシントンへ出発する前、ネタニヤフ氏はトランプ氏と協議する予定の内容を記者団に明かした。

同氏は「イスラエルだけでなく、平和と安全を望むすべての人にとって重要な、イランとの交渉に関する原則をトランプ氏に提示するつもりだ」と述べた。

昨年6月、イスラエル軍がイランへの攻撃を実施した後、イラン軍はイスラエルの都市に対し数日間にわたるミサイル一斉射撃で応戦した。

イスラエル当局者は、今回のトランプ氏との会談を、米イラン交渉と、交渉が決裂した場合の結果(米軍による攻撃の可能性を含む)に焦点を当てた戦略会議であると説明している。

2月7日、イランのアッバス・アラグチ外相はアルジャジーラに対し、イランのミサイル計画は交渉の対象ではないと語った。アラグチ氏はオマーンでの交渉に参加したイラン代表団の一員であった。

2月6日、大統領専用機(エアフォースワン)内で記者団の取材に応じたトランプ氏は、イランは「喉から手が出るほど合意を望んでいる」と述べた。

先月、トランプ氏は「大規模な艦隊」を湾岸地域に派遣するよう命じたと発表した。それ以来、空母「エイブラハム・リンカーン」とその打撃群の構成部隊が中東に再配備されている。

同氏は現在、交渉が決裂した場合に備え、二隻目の米空母打撃群を同地域に派遣することを検討している。

トランプ氏は2月10日、アクシオス(Axios)に対し、「アルマダ(無敵艦隊)が現地に向かっており、もう一隻も向かうかもしれない」と語った。

さらに「合意に達するか、さもなければ前回のように非常に厳しい措置を講じる必要がある」と述べ、2025年6月に米軍がイランの3つの核施設を標的に行った攻撃に言及した。

トランプ氏が最後にネタニヤフ氏と会談したのは12月29日で、フロリダ州パームビーチにある自身の邸宅「マー・ア・ラゴ」にて、ガザ、イラン、シリア、その他の問題について協議した。

トランプ氏はその会談後、「多くの結論を得られたと思う。我々が注視していること、目指すべき場所、進むべき方向において、相違点はほとんどない」と述べていた。

Emel Akan
エポックタイムズのホワイトハウス上級特派員、トランプ政権担当記者。 バイデン前政権とトランプ第一次政権時は経済政策を担当。以前はJPモルガンの金融部門に勤務。ジョージタウン大学で経営学の修士号を取得している。
関連特集: イラン情勢