米軍 イラン港湾への海上封鎖を継続 「従わなければ武力行使」と警告

2026/04/17 更新: 2026/04/17

米中央軍は16日、米軍が高度な警戒態勢を維持し、イランの港に出入りしようとする船舶に対して封鎖措置を実施しているとの最新情報を発表した。72時間の封鎖後、米軍の指揮下にある14隻の船舶が引き返し、封鎖規則に従った。

ダン・ケイン米統合参謀本部議長はヘグセス戦争長官との合同記者会見で、イランへの支援を試みるいかなる船舶も追跡すると表明した。イラン産石油を輸送する「影の船団(ダークフリート)」も対象に含まれる。執行行動はイランの領海のほか、国際水域およびその周辺でも展開するとした。

ケイン議長はさらに、封鎖はイランの港湾に出入りするすべての船舶に適用され、封鎖に従わない場合は武力を行使すると述べた。現時点で13隻が引き返しており、米軍はまだいかなる船舶にも乗船検査を実施していない。

また、今回の封鎖の対象はホルムズ海峡ではなくイランの港湾であると指摘した。現在、1万人以上の海軍・海兵隊・空軍要員が米軍の封鎖作戦を実行中だ。

ヘグセス戦争長官 封鎖か戦争か、交渉が最善

ヘグセス米戦争長官も16日、ワシントンD.C.でメディアに対し、合意が成立するまでイランへの海上封鎖を継続すると表明している。また、海上封鎖を定義する新たな用語を用い、米国は「経済的怒り(Operation Economic Fury)」作戦を発動しつつあるとしている。

ヘグセス長官はイラン政権に対して「あなたたちはホルムズ海峡を支配していると公言することを好んでいるが、何も支配できていない。船舶にミサイルや無人機を発射すると脅すのは、支配ではない。それは海賊行為であり、テロリズムだ」と警告した。

また、米軍は大規模な戦闘作戦から世界水準の封鎖作戦へとシームレスに移行した実績があり、今後も迅速に、そしてかつてないほどの力でこの転換を実現できると指摘した。

ヘグセス長官は、米戦争省はイランが核兵器を保有することを永遠に不可能にすると表明し、米国としては交渉チームを通じた合意による友好的解決を優先するが、そうでなければ強硬手段を取ることもできると述べた。

「われわれはこの新政権に賢明な選択をするよう促している。もしイランが誤った選択をすれば、封鎖に直面し、インフラ、電力、エネルギーが爆撃されることになる」と語った。

同盟国に対しても協力態勢を整えるよう求め「他の同盟国は自国の能力を強化するために投資する必要がある。海峡の掃海といった基本的な任務を遂行できる力を投射できるようにするためだ。われわれはそれが実現するとは思っていないが、もし実現すれば、それは喜ばしいことだ」と述べた。

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