法輪功迫害27年 東京で犠牲者を静かに追悼 迫害終結願う

2026/07/21 更新: 2026/07/21

7月20日、法輪功学習者たちは都内の公園で静かにキャンドルを手に座りながら、法輪功を修煉していることを理由に中国共産党(中共)の迫害で命を落とした仲間たちを追悼した。この日は、中共が法輪功への残酷な迫害を開始してから27年となる。

残酷な迫害 失われた多くの命

27年前、1999年7月20日、中共政権は 「真善忍」を修める法輪功学習者を非道な手段で迫害し始めた。無数の法輪功学習者とその家族に壊滅的な被害をもたらし、多くの人々が職を失い、ひいては拷問や不当拘束、強制労働、さらには生きたまま臓器を摘出するという人権侵害にさらされてきた。

法輪功は「真善忍」を理念とする修煉法で、その健康効果と道徳性の回復が話題を呼び、国民階層に人気を博した。1999年当時には中国国内だけで法輪功学習者が1億人を超えていた。法輪功は、いわゆる宗教的な教団組織とは異なり、入会制度や会費などはなく、各地で自主的に集い、互いに参考にし合いながら修煉に励んでいる。

迫害前の1998年、喬石・元全国人民代表大会(全人代)委員長は、法輪功はいかなる社会・団体・個人にとっても「百利あって一害なし」と調査報告で評価した。

なぜ、法輪功は迫害されているのだろうか? 理由は、三つある。

一つ目は、法輪功学習者の人数である。当時、法輪功は中国社会で大きな人気を集め、1999年には7千万〜1億人の人々が法輪功を修煉していたとされ、中共の党員数を超えていた。

二つ目は、共産党体制下では共産主義以外の理念や思想が国内に広がることは共産党にとって容認できない点だ。特に、法輪功の理念である「真善忍」は、共産党の「闘争哲学」や暴力革命とは相容れない。

三つ目として、当時の共産党トップ・江沢民の個人的な企みと私情が挙げられる。中共は、体制維持のための政治的動員の一環として、特定の集団を「敵」と位置付けることで社会統合を図り、党の支配の「正統性」および求心力を高める統治戦略を採用してきた。また、情報筋によると、江沢民が法輪功創始者の李洪志氏に過度に嫉妬していたということも迫害を敢行した一つの理由だとしている。

江沢民は、「名誉を毀損し、経済的に破壊し、肉体的に消滅させる」とする政策を命じ、虚偽の罪状をでっち上げ、残酷な拷問や洗脳、生体臓器摘出といった残虐な手段によって、法輪功への迫害を始めた。この迫害は、近現代史における最も組織的かつ残酷な人権侵害の一つとされている。

法輪功に対する迫害について、カナダの元国務大臣で作家のデービッド・キルガー氏は、かつてローマ帝国で行われたキリスト教徒への迫害に例えている。「迫害されている法輪功学習者たちは、皆とても優しい人で、彼らは人々に対し善意しか持っていない。それなのに、彼らはこのように扱われている。これは、キリスト教徒がローマ帝国から受けた扱いに似ている。突然、ローマの怪物(ネロ)がやってきて、『お前たちを火あぶりにしてやる』と言ってきたのである。キリスト教徒の身体に火をつけ、焼き殺した」

このような凄絶な迫害のただ中にあっても、法輪功学習者たちは理性と平和をもって繰り返し街頭に立ち、繰り返し迫害の事実を訴え、国際社会に救援を呼びかけてきた。迫害が終焉を迎えるその日まで、法輪功学習者たちは平和かつ理性的な手段で社会に対し真実を伝え続けている。

平和的な抗議と追悼

20日、東京江東区・大島小松川公園に集まり、キャンドルを灯して追悼が行われた。

7月20日、法輪功学習者たちは都内の公園で静かにキャンドルを手に座りながら、法輪功を修煉していることを理由に中共の迫害で命を落とした仲間たちを追悼した。この日は、中共が法輪功への残酷な迫害を開始してから27年となる(大紀元)

キャンドルナイトを主催した藤島さんは、「迫害を受けた大法弟子(学習者)はすでに数百万人にも上るが、正確な数字は分かっていない。私たちは毎年この時期に、中共に迫害されて亡くなった大法弟子を追悼している。それは同修(仲間)への尊敬の念である」と話した。

7月20日、法輪功学習者たちは都内の公園で静かにキャンドルを手に座りながら、法輪功を修煉していることを理由に中共の迫害で命を落とした仲間たちを追悼した。この日は、中共が法輪功への残酷な迫害を開始してから27年となる(大紀元)

法輪功学習者の蓮本さんは、「毎年7.20には、中国国内で迫害されている同修を追悼するために集まっている。同時に、私たちの声を通じて各国政府に協力を仰ぎ、中共による法輪功への迫害を一刻も早く停止させたいと願っている」

蓮本さんが最近衝撃を受けたのが最近の迫害事例だという。国際人権NGO「法輪功迫害追跡調査国際組織」の公表によると、最新の事例として、法輪功学習者361人が北京の石景山区にある中国屈指の鉄鋼メーカー「首都鋼鉄公司」で1千度以上の高炉の中に直接突き落とされた。

蓮本さんは、「これは人類が想像できるようなことではなく、私にとって非常に大きな衝撃でした」と語る。「あまりの恐ろしさに声も出なかった。残酷な迫害はすでに27年も続いており、早急に停止させなければならない」と述べた。

7月20日、法輪功学習者たちは都内の公園で静かにキャンドルを手に座りながら、法輪功を修煉していることを理由に中共の迫害で命を落とした仲間たちを追悼した。この日は、中共が法輪功への残酷な迫害を開始してから27年となる(大紀元)

法輪功学習者の王さんは、キャンドルナイトを通して「涙が止まらず、胸がいっぱいになった」「以前迫害を受けたことがあり、そのことを思い出すだけで耐えられなくなる」と話した。

中国国内で不当に拘束された経験がある、法輪功学習者の正明さん(仮名)は、7.20という日に特別な思いを感じると述べた。「残酷な迫害を経験し、凄まじい高圧的な環境を生き抜いてきた」

「今日まで歩んできて、心の中では(悲しみを超えて)涙も出ず、ただ目に溜まっているような感覚である」と話し、「これまでの道のりがいかに困難で、容易ではなかったかを感じる」と振り返った。

7月20日、法輪功学習者たちは都内の公園で静かにキャンドルを手に座りながら、法輪功を修煉していることを理由に中共の迫害で命を落とした仲間たちを追悼した。この日は、中共が法輪功への残酷な迫害を開始してから27年となる(大紀元)

アメリカ議会で迫害阻止の動き

最近、アメリカ上院では新たに3人の議員が「法輪功および臓器収奪被害者のための保護法案」に正式署名した。

また、超党派の複数の連邦議員が動画でのメッセージや書簡を通じて法輪功への支持を表明し、中共による迫害を受ける法輪功学習者に深い同情を示すとともに、中共の責任追及や迫害関与者への制裁を求めた。

リック・スコット米上院議員は「法輪功学習者らが平和的に迫害に抵抗し続けて27年を迎えた今、中共による残虐な迫害や児童労働の強制、臓器収奪、そして現在も続く人権侵害に改めて目を向ける必要がある」と述べた。

ジョー・ウィルソン下院議員は書簡で、「中共は自由を恐れている。法輪功に対して行ってきた残虐行為は決して容認できない」と表明した。

ジャック・バーグマン下院議員は、「中共は数十年にわたり深刻な人権侵害を続けてきた。その不正を明らかにする責任はアメリカにある。いかなる宗教迫害も容認できない。法輪功学習者が恐怖におびえることなく信念を実践できる日が訪れることを願っている」と述べた。

エポックタイムズ記者。日本の外交をはじめ、国内外の時事問題を中心に執筆しています。
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