ロシアがウクライナのエネルギー網を攻撃 無人機が隣国に侵入し爆発

2026/10/01 更新: 2026/10/01

冬が近づく中、ロシアは再びウクライナのエネルギー施設を標的にした。

9月30日未明、ロシア軍は多数の無人機とミサイルでウクライナを攻撃し、キーウとその周辺地域を重点的に狙った。ウクライナのセルヒー・コレツキー首相は、前の暖房シーズンが終わって以来、これほど大規模な複合攻撃は初めてだと述べた。

ウクライナ空軍によると、ロシア軍は一晩で188機の無人機を投入し、このうち86機がジェット式だったという。また、「ツィルコン」「オーニクス」「イスカンデル」などのミサイルも発射した。ウクライナ軍はミサイル5発と無人機155機を撃墜、または無力化したとしている。

今回の攻撃で、キーウ周辺のエネルギー施設が被害を受け、ウクライナ当局者によると、全国で子ども1人を含む7人が死亡し、各地の重要施設も攻撃された。

ロシア側は、キーウ地域の発電所、オデーサ地域の工業施設、ウクライナ南西部のイズマイルにある港湾施設を攻撃したと発表した。

冬が近づく中、キーウでは今後数日間、夜間の気温が氷点下になると予想されている。ウクライナのシビハ外相は、ロシア軍が再び寒さと停電を利用してウクライナの市民に圧力をかけようとしていると述べた。ウクライナ政府は各地に対し、重要施設の予備電源を点検し、関連設備の設置を急ぐよう求めている。

一方、ウクライナもロシア領内への攻撃を強めている。製油所などの施設を重点的に狙い、ロシアが戦争を続ける能力を弱めることが目的だ。

今回のロシア軍による大規模攻撃は、ウクライナの隣国にも影響が及んだ。

モルドバ国防省によると、9月30日午前5時43分ごろ、無人機1機が同国の領空に侵入し、その後、ヒルボバト村付近に墜落して爆発した。現時点で負傷者はおらず、無人機がどこから来たのかは調査中だ。

北大西洋条約機構(NATO)加盟国のルーマニアでも、レーダーが通常とは異なる飛行物体を探知した。現地に駐留するスペイン空軍のF-18戦闘機2機が緊急発進したが、ルーマニア国防省によると、最終的に同国の領空に侵入した物体は確認されなかった。

最近、同様の事態が起きたのは今回が初めてではなく、24日にロシアがウクライナを大規模に攻撃した際も、モルドバとルーマニアはロシアのものとみられる無人機を確認している。8月17日のロシアによるオデーサ攻撃では、ロシア製巡航ミサイル1発がモルドバの領空に入り、最終的にトウモロコシ畑に落下しした。

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