フィッチ、中国の金融格付けを再び引き下げる 不動産危機と財政問題が背景に
世界トップ3の信用評価機関の一つであるフィッチ・レーティングスは中国の金融状況を懸念している。同社は今月初めに中国の高格付けであるA+を維持しつつ、経済見通しに関する格付けを下方修正した。
フィッチが中国国有銀行6行の格付け見通しをネガティブに修正=経済的支援能力に疑問
国際格付け機関であるフィッチレーティングスは、4月16日に、中国の6大国有銀行の格付け見通しを行い、「安定」から「ネガティブ」へと引き下げたと発表した。この措置は、中国共産党政府が、銀行セクターの直面する圧力に対して、支援を行う能力に疑問が生じていることに基づいている。実際、フィッチは先週、中国の国の信用格付け見通しも「ネガティブ」に修正した。
同日、フィッチは、具体的に中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行、中国銀行、交通銀行、中国郵政貯蓄銀行の6つの銀行について、信用格付けの見通しを下方修正した。
フィッチ、中国の格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げ…負債の規模が原因
国際格付け会社フィッチが「国の債務増加」を理由に中国の国家信用格付けの見通しを「ネガティブ」に引き下げた。これに先立ち、ムーディーズも昨年12月、同じ理由で中国の格付け見通しを「ネガティブ」に下げたことがある。世界3大格付け会社のうち2社が中国の債務増加を指摘している状況だ。
フィッチが恒大などを格下げ、米紙「正式にデフォルト」
米格付け大手フィッチ・レーティングス(以下はフィッチ)は9日、中国不動産開発大手の恒大集団とその子会社、佳兆業集団の外貨建て長期発行体格付けを部分的な債務不履行に相当する「RD」に引き下げたと発表した。
「中国は日米独より高い」 中国基準の国家信用格付け、初公表 国内紙は弱気「自己満足か」
【大紀元日本7月15日】中国の格付け会社「大公国際資信評価」が11日、世界50カ国の信用格付けを公表した。欧米の格付けシステムと異なる視点と基準を採用して、中国の信用度を米国や日本、ドイツなどより上