中国建築上の十の奇跡(四)――霊渠

霊渠は秦の始皇帝が築いた運河で、広西チワン族自治区興安県にあり、全長34キロメートルです。紀元前218年に秦の始皇帝が中国を統一し、興安県内の湘江と漓江を結ぶ人工運河の建設を命じました。紀元前214年に霊渠が完成し、その年、秦は嶺南地区(南の地)を平定し、秦王朝の領地を広げました。 霊渠は犂の口、大天秤、小天秤、泄水天秤、陡門(水門)など、高度な技術によって築き上げられました。
2021/07/10