江沢民の孫、投資会社の一部事業をシンガポールに移転=報道
米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)22日付によると、中国元権力者、江沢民の孫が設立した投資会社は、2019年以降、一部の事業を香港からシンガポールに移転した。一族は、江沢民が死後、習近平政権の締め付けの目標にされると不安になっているという。
中国当局のアントIPO中止 江沢民派の影響が原因=報道
昨年11月、中国オンライン決済会社最大手のアント・グループが予定していた上海と香港市場への同時上場が突如、当局に差し止めされたのは、共産党上層部の政治闘争に巻き込まれたとの見方が出ている。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は17日、習近平当局が、同グループの主要株主に江沢民派の存在を警戒したことが原因だと報じた。
アント・グループが香港と上海に上場へ、江沢民の孫率いる企業が一部保有
中国電子商取引最大手のアリババ集団傘下金融会社、アント・グループは8月25日、香港と上海の両証券取引所に株式上場を申請した。同社の目論見書によると、江沢民元国家主席の孫、江志成氏が率いる投資会社、博裕資本有限公司(Boyu Capital、以下は博裕資本)がアント・グループの2種類の株式を保有している。