【歌の手帳】千代に八千代に

わが君は千代に八千代に細れ石の巌となりて苔のむすまで
2021/06/27

【歌の手帳】夏の夜の

夏の夜の臥(ふ)すかとすれば時鳥(ほととぎす)鳴く一声に明くるしののめ
2021/06/20

【歌の手帳】枝は折るとも

よそに見て帰らむ人に藤の花這いまつはれよ枝は折るとも
2021/06/14

【歌の手帳】夢のうちにも

やどりして春の山べに寝たる夜は夢のうちにも花ぞ散りける
2021/03/27

【ほっこり池】平安びとの桜

花のごと世の常ならば過ぐしてし昔はまたも帰り来なまし(古今集)
2021/03/16

【歌の手帳】唐土の人

天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも
2021/03/03

【歌の手帳】やまと歌の心

やまと歌は人の心を種として萬の言の葉とぞなれりける。
2021/02/27

泥より出づる芙蓉のように

我が国最初の勅撰集である『古今和歌集』に、蓮を詠んだ一首「蓮葉(はちすば)のにごりに染まぬ心もてなにかは露を玉とあざむく」がある。
2020/05/18

【紀元曙光】2020年2月4日

いつしか立春になった。今日から春と聞いただけで、わずかながら嬉しい。
2020/02/04