中国当局、傘下企業9社接収「明天集団」は非難声明 権力闘争激化か
中国当局は7月17日、2017年に香港から本土に連行した富豪、肖建華氏が率いる明天ホールディングス(以下は明天集団)傘下の金融企業9社を接収すると発表した。18日、明天集団は声明を発表し、中国当局による強制接収を非難した。専門家は、民間企業である明天集団が公に当局指導部の決定に反発したことは、党内の激しい権力闘争を反映したとの見方を示した。
中国化工集団、シンジェンタ買収で3.4兆円以上資金調達=米WSJ
中国国有化工大手の中国化工集団(ケムチャイナ)は2月初め、総額430億ドル(約4兆8600億円)でスイスの世界農薬最大手シンジェンタを買収すると発表した。中国企業として海外企業合併・買収(M&A)案件の中で過去最大規模となった。28日付ウォールストリート・ジャーナルによると、現在同社はシンジェンタの買収に向けて、中国国有投資金融大手中信集団傘下の中信銀行や欧州の金融大手から300億ドル(約3兆3900億円)以上の融資を受けた。