訪朝の中国特使が帰国、米 北朝鮮を「テロ支援国家」を再指定
中国習近平国家主席の特使として北朝鮮を訪問していた宋濤・共産党中央対外連絡部長は20日夕方、4日間の訪問日程を終えて帰国した。宋部長が訪朝中、海外メディアに注目されていた金正恩・朝鮮労働党委員長との会談は行われていないとみられる。一方、米トランプ政権は現地時間20日、北朝鮮を「テロ支援国家」を再指定した。専門家は、中国特使の訪朝で北朝鮮側が核開発中止の可能性をみられなかったため、米政府が同決定に踏み切ったのではと分析する。
中国当局特使 北朝鮮ナンバー2と会談、専門家「大きな成果はなさそう」
中国の宋濤・共産党中央対外連絡部長は習近平国家主席の特使として、17日午後北朝鮮・平壌で朝鮮労働党中央委員会の崔龍海・副委員長と会談した。崔副委員長は金正恩政権ナンバー2の人物だ。北朝鮮国営通信社の朝鮮中央通信によると、宋氏は北朝鮮側に対して、10月25日に閉幕した中国党大会の結果を報告し、今後中朝友好を引き続き発展していく旨を伝えた。