米政府、南北の「終戦宣言」要請を拒否 「米国の優先順位は非核化」
北朝鮮は今月3日と4日に渡ってシンガポールで開かれた第25回ASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会合で、米国側に北朝鮮制裁の緩和と終戦宣言を要求した。しかし、米国は非核化が先に行われない限り制裁継続を主張し、北朝鮮の核問題における米朝間の食い違いが鮮明になった。米政府は、韓国側閣僚との非公開会談でもこのような考えを力説したと伝えられている。米韓朝の意見違いが解決されないまま交渉が続くと、韓国政府の主張する「年内終戦宣言」が米韓関係を悪化させるという懸念も出ている。