【書評】『働きマン』(安野モヨコ著)
【大紀元日本11月17日】ちゃっかり! オタクな給料マン 現代人の仕事意識は、世代や男女によって相違があります。会社内のポジションや、人生観によっても違ってきます。「仕事=給料」と割り切って、オタク
書評:『ハロウィーンがやってきた』(レイ・ブラッドベリ著)
【大紀元日本10月19日】ハロウィーンの風は、一千年の幾層倍もの年月を吹き渡ってやって来る。どんな辺鄙(ぴ)な田舎町にだって、それはやって来る。子供の心が溢れている所で、つむじの風を吹かすのだ。 ア
書評:『とおい ところへ いきたいな』(モーリス・センダック著)
【大紀元日本9月25日】どこか遠いところへ、行きたいと思ったことはありませんか? 言葉をおぼえる前に月の彼方を指差したことを、おぼえておいででしょうか? ようやくお母さんのことや新しく生まれた赤ん坊
書評:『ももの かんづめ』(さくらももこ著)
【大紀元日本9月21日】赤いお帽子をかぶり緑色の髪をなびかせた小人と話したことのある子どもが、昔はたくさんいました。小人の妖精から赤いお帽子をもらった子どもは、魔法の言葉をおぼえました。緑色のチョッ
書評:柳田国男『こども風土記』
【大紀元日本9月19日】こどもは風の子です。風は虫の知らせ=情報を運んできます。こどもは誰もが、風の又三郎です。柳田国男さんにとって、こどもは小さな神様です。小さな神様に言い聞かせる母は、それにもま
書評の「本」懐 「共産主義的人間」(林達夫著・中公文庫)
【大紀元日本8月4日】日本の学生騒動のメッカだった東大闘争が終結した1969年に、『赤頭巾ちゃん気をつけて』で芥川賞作家となった庄司薫さんが解説しています。庄司さんは林達夫さんの批評眼を、弓の名人に
【書評の「本」懐】 日本霊地巡礼『観光』
【大紀元日本5月16日】この本は1984年の節分(2月3日)の奈良・天河大弁才天社を振り出しに~戸隠神社~そして何故か、テレビゲーム感覚の聖地「六本木」~ゴールデンウィークのまった只中には大山阿夫利
【書評の「本」懐】『愛すべき名歌たち』阿久悠著(その二)
【大紀元日本3月11日】戦後という時代の手触り 高峰三枝子さんが歌った『湖畔の宿』(1940)のレコードを、17歳で海軍に志願した兄が神戸で買ってきます。兄の出征後どういう訳か引っ張り出して、阿久悠
【書評の「本」懐】『愛すべき名歌たち』阿久悠著(その一)
【大紀元日本2月23日】前川清さんが歌った『おいしい水』(阿久悠作詞)は、「十字路の迷い子たちよ 、それはおとな」と呼びかけます。十字路を急ぐ都会のおとなは「ただ今日を生きるおもいに、喉が渇く」ので