中国神話の登場人物:四面の顔を持つ黄帝
全ての中国人は黄帝に遡ると言われています。黄帝は、のちに中国となった土地を最初に治めました。紀元前2697年から統治し、黄河の原野に住む民族を1つの政府のもとに統合しました。
漢方の奥義書『黄帝内経』
『黄帝内経』は先史文明からのものであり、すくなくとも5000年以上の歴史があると言われています。伝統的な中国医学の最も古い古典的な書物であり、中国医学の魂とされています。後世の中国医学の理論書の源であり、医学生がこれを学ばなければ、漢方の真髄を理解できないと言われてきました。医学部を卒業して、薬の処方を覚えても、漢方で治療を行うことができません。加えて、昨今の状況としては、西洋医学に基づいて処方をしても、治らない病気、難病奇病が増えてきたのです。
【二十四節気】一年の健康は冬から始まる。 腎を養い、精を保つ。(上)
立冬の季節には、何か重要な出来事があるのでしょうか?宋代の書『東京夢華録』によれば、皇宮の内部から一般の人々まで、立冬の季節になる前に食料や冬の準備をし、道路は立冬祭りの様子で、忙しく交通量が増え、馬車とラクダは冬の食料で満載になり、道路が詰まり立冬の景色が形成されたと言います。
【漢方】を救った清朝末の名医、張錫純
清朝末期、滅びかけていた漢方を立て直し、漢方の名医、張錫純(ちょうしゃくじゅん 1860 ~ 1933 年)は数千に及ぶ治療記録を残しています。それをご存じ白玉熙さんがシリーズで連載する計画です。まずは、名医、張錫純とその背景のご紹介から始めましょうか。加えて、近々『黄帝内経』の概略についても解説ページを新設して、あとでリンクをお知らせしますね。
秋冬、肺を養う黄金の時期! 山薬粥で肺を潤し腎を補おう
秋は全体的に下向き、収束感があります。「春生、夏長、秋收、冬藏」という言葉があり、自分自身の気分や生活リズムを調整して、徐々に沈静させる必要があります。『黄帝内経』には、「早寝早起きして、鶏と共に鳴き、志を安定させ、秋の刑を緩め、神気を収斂させ、秋気を平穏にし、志を外に出さず、肺気を清め、これが秋気に当たる、養うための方法である」と記されています。
免疫力高めるカボチャ なぜ秋に食べるとよいのか?
人々は疫病を恐れ、秋には肺を健康に保ちたいと考えています。肺を養うための鍵は疏肝健脾です。 ありがたいことに、秋には自然がたくさんのカボチャを実らせてくれますが、カボチャは西洋医学的には強力な免疫増強物質であり、中国伝統医学的には「健脾疏肝」の良い薬でもあります。 寒さや貪欲に損傷された脾と胃を修復し、肝の経絡を浚渫し、最後に肺に蓄積した熱と毒素を排出し、陽のエネルギーを腹部に受け取る役割を果たします。
古代中国の秘術:干支と陰陽五行が描く健康への鍵(上)
今年2023年は卯年ですが、本来の干支でいうと癸卯(みずのと・う)です。この年は夏に火のエネルギーが不足し、雨が多く、涼しく、湿っぽい天候となる傾向があります。そのため、脾胃の湿邪や下痢などの消化器系の不調が例年より出やすくなります。脾を強め、湿を払う食材を食べて、脾胃を守りましょう。
肝臓が最も恐れている4つのこと 漢方医が教える肝臓を養う1つの秘訣(3)
漢方でいう肝臓が悪いとは、現代医学でいう肝機能の障害だけでなく、肝臓のエネルギーとも関係しています。漢方では人体のエネルギーを「気」と呼びます。気と血が流れる人体の通路網は「経絡」と呼ばれ、12の内臓に対応する12の大経絡があります。
よくわかる『黄帝内経』の基本
『黄帝内経』は『素問編』と『霊枢編』の2部から成りますが、その理由はご存じでしょうか。
「おいしい秋みつけた」夏に疲れた体を養生する食事法
日本には、秋口(あきぐち)という言い方があるそうですね。はっきり定められていないそうですが、およそ秋の初めの頃。ちょうど今頃の、9月下旬から10月上旬ぐらいの時期のことでしょうか。
漢方医・胡乃文おすすめ「エアコンの冷気から体を守る法」
エアコン使用が欠かせない猛暑の日々。体に当たる冷気によって体調を崩すことが多くなりますので、ご注意を。
夢から得られる病気の情報
誰もが見る夢には、一体どのようなメッセージが込められているのでしょうか。現代医学では、一般的に夢を心理学の角度から分析しています。一方、漢方医学では、心理的な要素以外に、臓腑の生理、病理状態が夢に反映すると考えられています。
彼の病気は本当に治ったのか
数年前、ある末期の肝臓ガン患者が私を訪ねてきました。彼は、大手の病院ではもう治療の施しようがないので、漢方で運試しするしかない、と言いました。彼は顔色が暗く、腹水が溜まっているようでした。
簡単に探せる「天星十二ツボ」(1)
読者に簡単にできる実用的な鍼灸のツボをご紹介したいと思います。
病と四季、四時との関係
中国古代の医学書『黄帝内経』によると、万病は乾燥、湿気、寒さ、暑さ、風雨、節度のない性生活、喜怒、飲食と住居の不調和から生じ、病気にかかると、ほとんどの場合、午前と昼間は比較的に体調が良く、夕方から症状がひどくなり、夜になるとさらにひどくなるといいます。
【医学古今】 夢から得られる病気の情報
誰もが見る夢には、一体どのようなメッセージが込められているのでしょうか。現代医学では、一般的に夢を心理学の角度から分析しています。
6つの加齢現象と漢方医療
「年には勝てない」と、よく言われるように、年齢を増すとともに、体にもそれなりの変化が現れます。女性は、生理の変調など更年期の現象で加齢がはっきりと現れますが、男性の場合にはそのような変化を示す現象がないので、「年をとった」と自覚しない人もいるでしょう。