【大紀元日本1月10日】トルコ保健省は9日、同国の東部と北部の四つの州から新たに5人が高原病性H5N1型と鳥インフルエンザウィルスに感染したと発表した。これにより同国で14人の感染が確定され、感染擬似者も50人前後まで上り、感染は予想よりも急激に拡大している。
9日付外電の報道によると、同国保健省は8日に東部ワンと首都アンカラで5人が感染したことを発表したばかり。9日に黒海沿岸地域に4人の感染が報告され、東部ワンにも新たに1人の感染が確定されたという。 現在、同国に14人の感染が確認され、そのうち2人はすでに死亡した。
トルコ保健省によると、感染のほか、疑似例と診断された人も50人に上っているという。専門家は家畜類と同居することなどない、裕福層が住むアンカラにも感染者が出ていることに警戒を強めている。
人への感染の以外、トルコの各地で動物感染例も快速に増加。農業部の発表によると、8日夜まで、全国81省のうちすでに11省から動物の感染例が報告されたという。
世界保健機構(WHO)はすでに専門家チームを派遣し、同国の感染情況について調査を行っているという。欧州連盟(EU)はトルコとその周辺国の家畜の輸入を当面見合わせる方針を発表した。
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