【大紀元日本4月16日】中共の強制労働収容所で、生体から臓器を摘出している事を高度に疑わせる事実が暴露され、韓国各界を震撼させている。被害者は中国において迫害を受けている法輪功学習者と見られている。臓器移植の専門家は、中国の臓器移植を道徳・倫理及び法律の両面から問題とし、複数の団体は中国各地の強制労働収容所の徹底調査を提言、中国大陸の法輪功学習者を救援する署名活動も全国の各大都市で始まった。
専門家からの質疑
中国における臓器移植手術について、その合法性と論理・道徳上の問題が現在広く国際社会において取り上げられ、非難を受けている。特に中共の強制労働収容所において、法輪功学習者の生体から臓器を摘出していることを合理的に疑わせる事実が暴かれたことで、専門家たちの懸念はさらに強まっている。8日の韓国臓器移植学会・春季シンポジウムにて、韓国臓器移植学会会長・方秉基氏は「最も問題視されているのは道徳上の問題です。中国では臓器提供者の選択過程、手術時の詳細な内容など全過程はすべて非常に不透明であり、この過程における臓器移植の商業化と金銭による臓器売買は大きな懸念です。こうした道徳・論理の問題は、従来から各方面において注視されています」と語った。
ここ数年来、韓国ではますます多くの臓器移植患者が中国へ殺到し、手術を受けている。患者は迅速に臓器提供者を見つけ、臓器移植を受けることができる。一般的に1、2週間内で帰国できる。これに対して、韓国移植学会の理事長・李承奎氏は「これは大量の臓器提供者が常に待機していることを意味する。中国の病院は常に予め予定を組んで、手術をしている。これはとても理解できないことである」と疑問を呈している。
韓国移植学会の理事長・李承奎氏は「これは大量の臓器提供者が常に待機していることを意味する。中国の病院は常に予め予定を組んで、手術をしている。これはとても理解しがたい」と疑問を呈している。
各界からの呼びかけ
12日、全世界脱党サービス・センターの韓国支部、韓中伝統文化研究会、韓国大紀元時報、韓国法輪大法学会などの団体および弁護士代表はそれぞれ韓国メディアオフィスビル前および入国管理局前で集会を行い、法輪功学習者の生体から臓器を摘出し、死体を焼却処分するという中共の暴挙を強く非難し、中共の各地の強制労働収容所を一日も早く徹底的に調査するように呼びかけた。
12日、韓国入国管理局前の集会にて、法輪功学習者を救援し、中共の各地での強制労働収容所を調査するように呼びかけている韓国の弁護士・呉明根氏
入国管理局の前での写真展(大紀元)
民衆からの声援
蘇家屯および中共の各強制労働収容所における、法輪功学習者の生体からの臓器の摘出に関する報道は、韓国各地の民衆の怒りを引き起こした。法輪功学習者が迫害を受ける写真を見て驚きのあまり叫ぶ人、真相を伝えている法輪功学習者に飲み物を届け、同情と支援を示す人もいた。また多くの民衆が、法輪功学習者を救援するために積極的に署名に協力している。会社会長・趙氏は憤慨して「神霊がいたら、これら邪悪な中共分子を罰してもらいたい」と述べ、会社に戻ってから、社員にも署名を促すと、署名用紙をも持ち去った。
今回の署名活動は、法輪功学習者の高成女氏の救出に成功した際の署名活動に勝るとも劣らない規模の法輪功学習者救援の署名活動となっている。
韓国臓器移植学会の会長・方秉基氏は「最も問題視されているのは道徳上の問題です。中国では臓器提供者の選択過程、手術時の詳細内容など全過程はすべて非常に不透明であり、しかもこの過程における臓器移植の商業化と金銭による臓器売買は大きな懸念。論理問題は従来より広く注視されている」と語った。
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