青海玉樹、高病原性鳥インフルエンザ確認

2006/05/06 更新: 2006/05/06

【大紀元日本5月6日】中国農業部は5日、青海省玉樹州玉樹県の湿地で発見されたガチョウの死骸について、検査の結果、高病原性の鳥インフルエンザを確認されたと発表した。昨日まで、死亡したガチョウが123羽、ブラウンヘッドカモメが1羽と赤麻鴨が1羽との累計になった。

中国農業部のホームページによれば、青海省玉樹州玉樹県湿地で4月23日に死んでいるガチョウを発見し、玉樹州動物疫病防止指令部が当地の遊牧民や林業部門からの報告を受けて、直ちに現地に獣医専門家を派遣し、17羽の死んでいるガチョウを見つけたという。

死骸を調べた結果、省政府は鳥インフルエンザと診断した。その後、さらに詳しく調べるために、死骸は中国国家鳥インフルエンザ参考実験室に送られ、5月3日に高病原性鳥インフルエンザと確認された。

中国農業部は、今回鳥インフルエンザが発生した地域は西寧市と青海湖から800キロメートルで、玉樹県から60キロメールを離れている高寒地域で、当地は人が住んでいなくて家畜も飼われていない、と示した。

報道によると、鳥インフルエンザを発見された後、中国農業部や青海省政府はすぐ防止措置を発布したという。

また、青海省は渡り鳥の特徴に基づき、関連規定に従って、鳥インフルエンザ発生地に対して厳密な監視と徹底的な消毒を行い、そして人や野生鳥と接触しないために、放牧されていた家畜を鳥インフルエンザ発生地から遠く離れる夏季牧場に移転した。そして、同省は発生地や発生地近辺の感染状況を観測し、人が感染されないように遊牧民に鳥インフルエンザの知識を伝えているという。