新彊:高病原性鳥インフルエンザ感染が発生

2006/06/09 更新: 2006/06/09

【大紀元日本6月9日】中国農業部新聞オフィスのスポークスマンは7日、新彊ウイグル自治区和田県ザーク郷の農場で飼育された家禽が4日に原因不明の死亡が発生し、H5N1鳥インフルエンザウイルスであることを発表した。

BBCによると、新彊ウイグル自治区動物予防監視総局は7日、死亡した家禽より採集した検体を中国国家鳥インフルエンザ実験室へ送付し、H5N1亜型鳥インフルエンザウイルスであることが確認されたという。

中共官製の新華社は、中国農業部は感染予防を指導するために、すでに監督捜査チームおよび専門家を疫病発生地区へ派遣したと報じた。

一方、新彊当局政府は応急措置議案を立て、感染スポット、感染地区および感染に脅かされる地区に対して、各交通幹線道路に臨時検問所を設置し、往来する人および車両の検査および消毒を強化したという。

今年に入ってから、四川、安徽、浙江、福建、湖北、湖南、広東、山西、貴州、遼寧、上海等各省・市を含む中国各地で、鳥インフルエンザ感染が相次いで発生し、大量の家禽は死亡および処分された他、16人が感染し、少なくても12人が死亡したという。

高病原性鳥インフルエンザは2003年に世界で再び発生してから現在に至って、すでに115人が死亡した。死亡ケースの大部分は東南アジア地区で発生した。