四川大地震:感染症対策、被災者にワクチン接種=四川当局

2008/05/27 更新: 2008/05/27

【大紀元日本5月27日】四川省疾病予防センターは、6月1日から10日までに四川省各地の被災者臨時避難所と学校などの場所においてA型肝炎とB型日本脳炎のワクチンの群体性集中強化免疫接種を展開し、被災地区の感染率が高い人々のこれらの疾病に対する免疫力を上げる。

四川省応急処理主任の任方剛氏よると、地震発生後被災地区の環境と水源は一定の影響を受けている。これにより、腸道、呼吸器官などに容易に伝染病が発生する。災害後、大きな疫病を発生させないために被災地区の消毒以外にも、児童や老人に対し免疫強化接種を展開することも疾病予防の重要な方法である。

主任によると、今回のA型肝炎の強化ワクチン対象者は被災地区の1~5歳から12歳の児童で、B型日本脳炎の強化ワクチン対象者は8ヵ月から6歳の児童であると伝えている。この他、衛生部門が被災地区の7歳から12歳と60歳以上の老人に服用タイプのワクチンを提供している。

調査によると、現在中央政府は四川被災地区の約65万人分のA型肝炎と約30万人分のB型日本脳炎のワクチンを提供したという。これらワクチンは5月30日前に全て被災地区に届けられる予定。この群体性集中強化免疫接種の終了後、四川省はさらに分散している被災者にも巡回強化免疫接種を展開し、最終的に全ての被災地区での接種を実現させるという。

(翻訳・坂本、編集・藤川)
関連特集: 国際