ネズミ講被害者約千人が陳情、一部強制連行=北京

2008/10/25 更新: 2008/10/25

【大紀元日本10月25日】中国全国各地からのネズミ講の被害者千人あまりが10月20日午後2時、陳情を受付する政府機構「国家信訪局接待所」の前に集まり、当局に対し事件の調査・解決を求める嘆願活動を行った。その後、大量の公安警察が現場に派遣され、これらの陳情者を強制連行した。

05年から06年にかけて、「北京億霖・木業有限公司」重慶支社は東北部とモンゴルで森林開発と称して、ネズミ講の手法で2万人から約16億元(約250億円)を騙し取った。先月、本案件の裁判が北京市で始まった。今回の陳情者はこの詐欺事件の被害者であり、中央政府に対し、事件の調査・解決を求めるため、今回の集団陳情を計画したという。

現場写真

目撃者の証言によると、午後3時に、500人あまりの警察が出動、警戒線を張り、5台の大型バスに陳情者たちを乗せて現場から強制連行した。

(記者・古清児、翻訳編集・叶子)
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