【大紀元日本4月10日】中国南部の大都市・広州市では4月7日、数十人の暴徒が閉店中の娯楽施設を襲撃する事件が発生。5人の警備員が負傷し病院に搬送された。
台湾メディア「中央社」によると、事件は4月7日早朝5時に発生した。4、50人の暴徒らは6台の乗用車に乗って、娯楽施設「世界大観」付近の駐車場に入り、1時間以上にわたり、同施設の窓ガラスや扉などを割っていたという。
同施設の警備責任者によると、暴徒全員が魚捕りに使う槍や、大刀、警棒、ゴム管などの武器を持ち、うち数人は銃を所持していた。「少なくとも小銃が3つ、拳銃2丁を持っていた」という。
1人の警備員が銃で胸部の鎖骨に撃たれた。ほかに4人の警備員は槍などに刺されて、市内の「天河・赤十字病院」と武装警察病院に搬送された。ケガの具合は不明。
現地情報によると、同施設の電力制御室と警備室が激しく破損された。至るところにガラスが割れ、扉も壊されていた。正面玄関には銃弾1発が残されていたという。
同施設の何・理事長は、今回の襲撃は計画的であると指摘した。
現時点までに、暴徒の正体はまだはっきりと判明していないもよう。
中国問題の専門家は、「中国国内では失業率は激増、生活が窮地に立たされた人々は犯罪に走る傾向が強く、治安状況がますます悪化している」と懸念を示した。
(翻訳編集・叶子)
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