【大紀元日本2月9日】香港を代表する歌姫で、映画『恋する惑星』のヒロインとしても知られるフェイ・ウォン(王菲、40)。癒し系サウンドの代表格の彼女ののどやかなミニブログに最近少し波風が立ち、注目を集めている。
ことの発端は先日瀋陽の五つ星ホテルで起きた火災。この火災の中、完全な状態で生き残った1体の木製仏像がネット上で話題になり、仏教徒でもあるフェイ・ウォンが6日、自らのミニブログで「言葉では言い表せないほど不思議で、ひれ伏すほど」と仏像への敬意を表した。
このつぶやきに、かつてから現代「科学」を用いて中国伝統医学などを批判してきた「科学狂人」こと方舟子さんが噛み付いた。「この仏像が不思議だと思うなら、火をつけてみればいい」と挑発した。これにフェイが「科学の名のもとにヘリクツを言わないでほしい」と返し、「木が燃えるかどうかということを言っているのではない。私が信じるのは内側からの力。方さんが目をつけているのは外在のきっかけ」と応じた。
弁舌に長ける方さんはさらに「信仰の名のもとにヘリクツを言わないでほしい」と反撃に出たものの、フェイは「あなたと話をすることも不思議だわ。もうやめた。よいお年を」とこの予期せぬ論争を締めくくった。
フェイ・ウォンが不思議に思った瀋陽の仏像のように、各種の災害を生き残った仏像は、アジア各地で発見されている。2004年に起きたスマトラ島沖地震後、被災地スリランカの瓦礫の中で、1体の無傷の仏像が佇んでいた。また、津波が押し寄せたタイでも、全壊したダイビング器材ショップの前に何事もなかったかように立つ木製の仏像がカメラに収められた。中国でも1300年の歴史を有する文成公主(観音菩薩の化身との見方がある)廟が、昨年4月に起きたM7.1の青海地震をくぐり抜け、境内の文成公主像と8体の石仏像はすべて無傷だったという。
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