【大紀元日本3月15日】東日本大地震が発生した3月11点xun_ネ来、被災地では懸命の救助活動や、被災者への献身的な支援が続けられている。救援の手が十分届かない被災地も少なくないが、住民同士が助け合い、限られた食料や水を分け合いながら、厳しい状況の中で耐え続けている。
まさしく「国民総力戦」となった今回の災害対応。その日本人の姿は、日本に長期滞在する中国人の目にどう映ったか。VOA中国語版が次のように伝えた。
四川大地震などを身をもって体験した中国の民衆は、今回の日本の地震に際し、日本社会が安定と冷静さを保持していることを称賛するとともに、それは日本政府による長年に亘る公民教育の成果、および日本人の民族性に関係があるのではないかと考えている。
四川省から来た李さん(女性)は、日本での生活が十年近くになる。11日の地震発生時には東京都内の職場にいた。地震発生時、同僚とともに外へ出て見ると、建物が揺れていて、路上の人々も非常に慌て驚いた様子だったという。
それでも李さんは、東京の街は混乱することもなく、バス停などではきちんと並んでバスを待つ人々を目にして、「これほど大きな地震が起きたのに、日本人が見せた団結力と冷静さは印象的でした」と語る。
また、災害後における日本人の落ち着きは、日頃から災害に対する備えや心構えができていることの外に、「日本人の民族性に理由があるのではないか」と李さんはいう。
同じく東京都内で働いている張さん(女性)は地震発生時、自宅にいた。
強烈な揺れに驚いて思わず外へ出てしまったが、人々は落ち着いた様子で揺れが収まるのを待った後、冷静にそれぞれの家へ帰っていった。地震の中で叫んだり、常軌を逸した人などは全くいなかった上、その後の行動も普段と全く変わらないことに驚いたという。
張さんは、「これは日本人が受けてきた教育と関係があると思います。このような状況の下で、どう行動するべきかという心の準備ができているのです。日頃から社会のルールを守る国民であるからこそ、きちんと列に並べるのでしょう」
李さんや張さんは、このような日本人の姿は称賛に値すると称えている。
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