日本の原発事故を受け、中国では、放射性物質の管理方法を検査し見直すなど、関心が高まっている。しかし、中国の医療、科学研究、工業などで幅広く応用される放射性物質はずさんな管理で、すでに多くの事故を起こして来た。
週刊誌・新世紀に掲載された記事は政府が公表したデータを引用し、1988~1998年までの間に、332件の放射性事故が起こり、被曝者数は966人であるという。そのうち、放射源の紛失による事故は8割で、584個の放射源が紛失し、256個の放射源は今も見つかっていないという。
記事によると、中国科学院の古脊椎動物人類研究所は、1972年にセシウム137放射源を購入したが、1988年に業務引継ぎのとき、それらの紛失が発覚した。また、1990年6月25日、上海第二軍医大学の放射医学研究室で60co源室の職員の操作ミスで、死亡2人、5人が放射線病にかかる事故が発生した。
ネット利用者は中国で多発する食の問題を引き合いに出し、「日本では影響が一時的なもので、中国では永久なもの」だと嘆いた。また、原子力発電を推進する政府の姿勢を非難するコメントも寄せられている。
―長年、リサイクル食用油、添加剤入りの「化学鍋」、メラミン入り粉ミルク、汚染米を食べ続けてきたのはやってくる核戦争を生き抜くためだ。
―日本の原発危機はいくら深刻でも、中国の毒入り食品に負けるね。日本ではその害は一時的なもので、中国では持続的で、永久的なものだから。
―中国は今、原子力発電所の建設を推進している。ずさんな管理に官商の癒着、さらに手抜き工事を施されると、まさに巨大で危険な放射源を国民の周囲に設置したのと同じ。
―中国は危険です。中国に生まれ変わりの際は、慎重に!
―ここは不思議な国だ。
―専門家は一万年に一度の災害でない限り、中国の原発はM10の地震と100メートルの津波に耐えることができると言っているよ。
―危険地域の住民、やはり塩を買い込んだほうがいいよ。
―日本の原発でさえ、自然災害で放射線漏えい事故を起こしている。中国の建物の質は日本とは比べられない。中国の原発はまさに原子爆弾だ。
―建築を専攻する友人の話によると、彼の指導教官はある原発の建築設計を担当していたが、耐震設計なんかは適当にやったと話していた。
―放射源は工業に多く応用されているが、その害を知る従業員は何人いるのか。中国の人口が多すぎて、管理しきれない。政府は税金を吸い上げることしか考えていない。
―核戦争が勃発したら、世界中で、中国人と下水道に潜むゴキブリしか生き残れない。
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