中国のことわざに、「石を持ち上げて自分の足を打つ」というものがある。人に損害を与えようとしたが、かえって自業自得になってしまうというたとえである。
江沢民がそのような人である。
1999年7月20日、江沢民は独断専行して中共の名義で、「真、善、忍」にもとづいて修煉する1億人ほどの法輪功学習者を弾圧し始めた。3カ月で終結すると江沢民らは想定していたが、12年後の現在、法輪功は消滅していないどころか、国際問題として発展していった。「真、善、忍」は、より多くの人々から尊重され、暴力に訴えることなく迫害に反対する法輪功学習者たちは、より多くの人々から支持されるようになった。
弾圧開始から12周年にあたって、例年のように法輪功学習者と彼らを応援する米国会議員や多くの団体による大規模な集会がワシントンDCの米議会議事堂の前で行われており、多くの関連した活動に注目が集まっている。
7月14日、米国のメネンデズ(Menendez)上院議員とコーバーン(Coburn)上院議員の事務所は、中共の法輪功への残虐な弾圧と全面的な迫害を譴責し、法輪功学習者を支持するために、両議員が7月13日に共同で米上院第232号決議案を提出したことを発表した。
決議案には、米国が、法輪功学習者や彼らの家族とともに修煉することの自由、権利を守ることが盛り込まれている。また米大統領が迫害を受けている法輪功学習者への支持を表明し、法輪功学習者と面会するように呼びかけている。
さらに決議案は、2004年から9千万人の中国人が中共の組織から離脱すると宣言したことを受けて、米国は中共からの脱退をサポートするボランティア活動、ならびに中国の伝統文化を回復し、公平で開放的な政府と国民の自由を追求し、道徳を重んじる社会の建立を目指す中国国民の努力を支持するように呼びかけている。
また、同決議案は、中共が即時に法輪功学習者への迫害を中止し、不法に監禁されているあらゆる学習者を釈放するように要求している。
米上院の共和・民主の両党の議員が共同で、中国での中共脱退運動を支持し、法輪功への迫害を中止するように要求する提案を提出したのは、初めてである。
7月15日、世界各地から来た3千人ほどの法輪功学習者がワシントンDCで迫害反対の大規模なパレードを行った。今年は、「法輪大法は素晴らしい」「世界には真、善、忍が必要」「中共の無道な罪悪を共同で食い止めよう」「中共を解体してはじめて迫害を中止できる」などの横断幕や看板が、より多く目立つ。
中国福建省から観光で米国に来ていた陳さんは、法輪功学習者の活動に感銘し何時間も彼らの活動を見守っていた。「深く心を動かされた。中共は法輪功がよくないと言っているが、しかし米議事堂前でこれほど多くの人が法輪功をやっている。法輪功が心身に利することは裏付けられている」と語り、その場で中共の組織から離脱することも宣言した。
法輪功の集会を初めて目にした中国人留学生の王さんは、「今日、ここで法輪功に関する真相を理解した」「この迫害は中止すべきであり、法輪功学習者たちの活動は正しい。学習者たちの権利が認められ、中国人が自由になることを希望する」と感想を述べた。
北京から来た中学生・羅さんは、「中共がなぜ法輪功を迫害しなければならないのか、本当に理解できない」とし、中国社会における格差や中共の腐敗問題なども非難した。
ベトナム華人の唐氏は、「中共の法輪功への迫害は中止すべきだ」「自由は全人類のものであり、『真、善、忍』は全世界の人々のものだ」と語った。
15日に行われた「中共を解体させ、法輪功への迫害を食い止め、中国国民が中共離脱を応援する」集会で、著名な自由民主活動家・唐柏橋氏も演説を行い、「今回の集会はワシントンDCで行われる法輪功反迫害への応援集会の最後となってほしい」とし、目下世界で注目されている江沢民の生死問題にも、次のように触れている。
「江沢民はもはや脳死し、生きた屍になった。実際、彼が死んだか否かは、中国人にとって、重要なことではない。多くの悪事を働いたため、彼は恥を背負ったまま生と死のどちらをも選ぶことができない。これほど恥ずかしいことがあるだろうか」
「中共はさんざん辱められた後に解体すると、二、三年前に予言したが、今の江沢民はまさに中共と同様に辱められているのだ。中共はなお延命しているが、しかし中共は、現在、中国の国民から辱められるためだけに存在している。中国人は、中共脱退運動や正義の呼びかけによりどんどん目覚めている。中国人は今後、力を尽くして中共を辱めていくに違いない」
江沢民は中共の名義で正義を消滅しようとしたが、しかし持ち上げた石で自分のみならず中共組織にも致命的な打撃を与えた。しかもその打撃は、中共が解体するまで続くのである。
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