中国共産党政権による法輪功への迫害が始まってから、7月20日で27年となる。
信仰の放棄を迫る拘束や拷問、不透明な裁判などが今も続いているとして、米国や欧州連合など国際社会から批判が上がる中、日本の法輪功学習者は19日、横浜市内で迫害の停止を求めるパレードを行った。



法輪功は「法輪大法」とも呼ばれ、「真・善・忍」を理念とする修煉法である。中国で古くから伝えられてきた精神修養の文化を基礎とし、1992年に李洪志氏によって一般に伝え出された。健康の回復や精神面での変化を実感する人が増え、学習者は短期間で7千万人を超えた。
しかし、当時の中国共産党党首だった江沢民は1999年7月20日、法輪功への全面的な弾圧に踏み切った。急速に増えた学習者に対し、中国共産党幹部が民衆の思想を統制できなくなることを恐れたことや、法輪功の伝統的な理念が共産主義イデオロギーと相いれなかったことが、迫害の背景にあると指摘される。
世界中の法輪功の学習者たちは毎年7月20日に近づくと、ニューヨークなど、あちこちの都市でパレードを行っている。
日本で行われた横浜でのパレードには、国内外の市民が足を止めた。ある参加者が訴えたのは、中国の人々への敵意ではなく、中国共産党政権による人権侵害への反対である。

学習者から中国で行われている法輪功への迫害の説明を聞いた20代の女性は、法輪功学習者への迫害や臓器収奪などについて「許せない」と述べた。一方で、中国の人々については「仲間であり、応援したい」と述べ、戦争や争いではなく平和的な解決を求めた。
一緒に話を聞いた50代の男性も、宗教弾圧や人間から臓器を奪う行為は許されないと述べた。また法輪功の方が迫害されていることについては、そんなことがあると自分の親族や身内が一番悲しんでいる。家族のことを考えるのが一番だ。また日本は豊かで平和だから生きていけるが、もっと厳しい現実を知るべきで、平和についてもっと語るべきだと語った。
米国から訪れたLeilaさんは、生きた人間から臓器を摘出する行為は明確な人権侵害だと非難し、危険を冒して無実を訴える法輪功学習者にエールを送った。また「真・善・忍」は世界に共通する原則だ。人々が真実を語り、思いやりを持ち、互いに寛容であれば、より良い世界になると思うし、素晴らしいことだと述べた。

トルコ出身のsavasさんや、パレードを見たNanane Setiawanさんも、無実の人から臓器を摘出して売る行為を止めるべきだと述べ、迫害に抗議する活動に理解を示した。

法輪功学習者の牧聡士さんは、迫害について「肉体、財産、精神を破壊する深刻な人権侵害だ」と訴えた。
中国共産党はメディアを統制し、法輪功を誹謗中傷しているが、学習者は「真・善・忍」に基づいて自らを向上させようとする人々だと説明した。
牧さんは、法輪功は政治活動を行っておらず、街頭での活動は迫害の「真相を伝える」ことが目的だと強調した。法輪功学習者だけでなく、ウイグル人やチベットの人々に対する迫害も続いているとし、日本の市民に対して、中国共産党の宣伝をうのみにせず、複数の情報源を通じて実態を知ってほしいと呼びかけた。

別の学習者の天宇さんにとって、迫害は家族の生活を直接変えた問題でもあった。
天宇さんは、中国では学習者が不当に拘束され、不透明な裁判によって数年から十数年にわたり自由を奪われる事例が起きている。刑務所内では法輪功をやめさせるための拷問や、信仰放棄を約束する書類への署名が強要されており、そうした迫害が一刻も早く終わってほしいと述べた。
天宇さんの母親は、実際に中国本土で拘束され、「法輪功をやめなければ釈放しない」と脅された経験がある。現在は日本にいるものの、再び拘束される危険があるため中国へ帰れない状況だという。
天宇さんは、迫害を止めるためにパレードで横断幕を掲げるだけでなく、日常生活でも同僚や友人に実態を伝えている。「事実を知った人が家族や友人に伝えてくれることが一番の力になる」と語り、多くの人が当事者意識を持ち、迫害に関心を持ってほしいと訴えている。
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