今の中国は解体直前の旧ソ連のよう=米専門家

2012/03/24 更新: 2012/03/24

【大紀元日本3月24日】重慶市元公安局長・王立軍の米総領事館亡命未遂事件で引き起こされた党指導部の内紛は、中国人のみならず海外からも注目を浴びている。21日、中国研究の専門家で『致命的な中国』(Death by China)の著者、グレッグ·オートリー(Greg Autry)氏は、米カリフォルニア大学アーバイン校で講演会を開き、中国共産党の内紛による世界への影響を分析した。

オートリー氏によると、現在の中国は1990年から1991年の旧ソ連の状況に似ているという。彼は、「当時、ゴルバチョフと保守派との間の権力闘争によって旧ソ連は崩壊した。中国にも同様のことが起こる可能性がある。しかし、中国の政治は密室で行われているため、誰も事態の行方を予想することはできない」と述べた。

このため、オートリー氏は政治的、経済的に引き続きこの政権を支持することは「非常に危険なことだ」と警告を発し、「中国政府との付き合い方を見直す必要がある」との見方を示した。

さらに、15日に元重慶市委書記の薄煕来氏が解任されたことについて同氏は、「歓迎すべきことだが、これで中国がより民主的な方向に進んでいるとは言えない。かえって中共は今までよりも巧妙な手法で自己アピールし、欧米社会を惑わし続けるに違いない」との見解を示した。

王立軍事件の後、これまでインターネットで封鎖されていた法輪功や天安門事件の情報が一時解禁されたことについて、同氏は「(薄氏の後ろ盾である)江沢民が犯した大きなミスは、法輪功学習者への迫害である」と述べ、「江沢民による法輪功への迫害が暴露されることを望んでいるが、胡錦濤は自身主導で行われたチベット弾圧や、権力を握った後も(法輪功)への迫害政策を続けてきたという事実を公開したくない。情報を公開することには非常に慎重になるだろう」と指摘した。

さらに、米政府としてどう対処すべきかについて、オートリー氏は「中国の民衆を支持し、政治の透明化、人権と報道の自由を支持すべきだ。中共の内紛に興味を示すべきではない」と述べた。

講演会の前に行われた大紀元の取材に対し、同氏は「権力闘争が公になっている現在、クーデターが起きる可能性がある。明らかに、この政権は想像しているほど安定していない」と答えた。

(記者・劉菲/翻訳編集・王君宜)

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