【大紀元日本4月28日】中国四川省甘孜チベット族自治州徳格県で25日、僧侶や一般市民などを含む数千人のチベット人が地方政府官庁及び派出所前に詰めかけ、抗議を行った。当局が県内のゾクチェン寺院を不当に封鎖し、拘束した9人のチベット人の解放を求めている。VOAが伝えた。
当局はゾクチェン寺院を封鎖する前の22日から24日の間に、同寺院に対して何度も捜査を行った。捜査中、一部の僧侶が殴打され、一人が重傷を負わされ病院に運ばれた。また、数人の僧侶が連行された。
抗議者らは当局に対して、弾圧を止め、寺院周辺に配置した武装警察を全員撤退させることを求めた。伝えられるところによると、抗議者の数は数千人にも膨らみ、武装警察が出動、複数の参加者が暴行され、拘束されたという。
2009年以降、中国国内で焼身自殺を図ったチベット人は35人にも上った。その殆どが四川省甘孜の出身。チベット民族による焼身自殺事件の増加は、中国当局が四川・青海・甘粛・チベット自治区への取り締まりを強めたことへの抗議とみられている。
(翻訳編集・余靜)
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