ニューヨーク入りを果たした陳光誠氏(GettyImages)
【大紀元日本5月20日】北京市内の病院に入院していた盲目の人権活動家・陳光誠氏は米国時間19日夕方6時頃、米国ニュージャージー州のニューアーク国際空港に到着した。米政府関係者のほかに、多くの中国民主活動家や支持者が陳氏一家を空港で迎えた。陳氏は「公正と正義に国境はない」とニューヨーク入りを取り計らった両国政府へ謝意を示した。
陳氏はすぐさま、受け入れ先であるニューヨーク大学の寮にて英語通訳を介した記者会見を開いた。会見の中で陳氏は、7年間の監禁・監視生活での疲労を吐露、「心身の回復させたい」と述べた。自宅脱出の際、右足を負傷し、松葉づえをついている陳氏は、親交ある同大学のジェローム・コーエン法学教授に体を支えられていた。
陳氏は、ニューヨーク入りを手配した米中両国政府に謝意を示した。一方、中国政府に対しては「社会改革を進め、国民の敬意と信頼を得ることを期待する」と社会の改善を求めた。
自宅脱出から出国までの20日間、米中政府の合意で、中国国内での陳氏の公民権と安全と自由が保障された。これについて「中国を離れたからといって(合意内容は)なくならないはずだ。時効のないものして、皆、注視するよう願っている」と話した。
ニューヨーク大学の寮に着いた時、学生や教職員達から歓声が沸き上がったという。
(翻訳・王君宜)
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