中国 「学生への責任転嫁では」大学の説明に批判

実験室爆発で院生が指3本失う 大学は「無断実験」強調=中国

2026/08/09 更新: 2026/08/09

北京化工大学で8月5日未明、実験中に爆発が起き、修士課程の学生が左手に大けがを負った。親指の隣の3本の指は、残すことが難しいとみられている。ネットに流出した現場写真には、床に大量の血が残っていた。

ところが事故後、大学側は学生が「開放していない実験室に無断で入った」「一人で規則に反して実験した」と説明。学生側の責任を強調する内容に、ネットでは「責任転嫁ではないか」と批判が噴き出した。

「学生が好き好んで夏休みの深夜に実験するのか」「普段は週末も休ませないのに、事故が起きたら『無断』なのか」と皮肉る声も上がっている。中国の大学では、研究成果をめぐる激しい競争から、大学院生に長時間の研究を求めることも問題となっている。

今回、学生が誰かに深夜の実験を求められていたかは確認できていない。

一方、ネットでは「無断実験」を強調する大学側の説明に対し、「学生への責任転嫁ではないか」「学生が深夜、一人で危険な実験をできる状態を、なぜ大学は放置していたのか」との批判が相次いでいる。

事故をめぐっては、学生の規則違反だけでなく、大学側の安全管理にも疑問が向けられている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
関連特集: 中国