【大紀元日本4月28日】米華字ニュースサイト博訊網は消息筋の話として、中国当局は5月に最高指導部元メンバーで、汚職疑惑をかけられている周永康(71)に対する調査を発表する予定だと報じた。
周への調査では、5000人以上が取り調べを受け、数百人が逮捕されるなど広範囲な調査に時間がかかり、発表は再三にわたり延期されてきた。
米新聞大手のニューヨーク・タイムズは、南カリフォルニアに移住している周の長男・周濱の妻の母親を取材した。母親は「周の5歳の孫娘以外の親族がすべて当局に身柄を拘束された」と明かした。免れた5歳の孫娘は現在、両親も拘束されたため、北京のある幼稚園で世話を受けているという。
また、元重慶市トップの薄熙来受刑者への対応と同様、当局は周の調査発表でも横領や収賄の金額を大幅に縮小する可能性は大きいが、周らが謀った政変計画などが発表されるかどうかが注目を集めているという。
周は12月1日、中国当局に連行され、軟禁状態で当局の調査を受けていると海外メディアなどに報じられていた。今年3月の両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の前に調査発表があるとの噂があったが、今現在、発表されていない。
(翻訳編集・王君宜)
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