米で孔子学院閉鎖相次ぐ 「プロパガンダ機関」と批判強まる

2014/10/04 更新: 2014/10/04

【大紀元日本10月4日】海外の大学構内の中国政府系教育機関「孔子学院」の閉鎖が相次いでいる。今週、米シカゴ大学に続いて、米ペンシルベニア州立大は1日、中国側との契約を、年内をもって打ち切ると発表した。

 「孔子学院」は中国政府が海外の大学などの教育機関と提携する、中国語や中国(共産党)文化の教育・宣伝を行う公的機関であり、孔子の名を名乗っているが儒学教育機関ではない。

 米ペンシルベニア州立大には5年前から設置。今回の契約打ち切りの理由について、「中国側との間で、いくつかの目標が一致できなかった」としている。

 9月25日、シカゴ大学は中国側との契約を更新しないと表明したばかり。

 中国政府は2004年から世界各地に孔子学院を広げ、2013年末まで120の国で440校及び646のクラスを設立し、もっとも多い米国には97校もある(共産党機関紙・人民日報電子版4月17日付報道)。

 授業内容などは中国政府の意向を強く反映し、チベットやウィグル、法輪功(弾圧中の伝統気功)、天安門事件など政治的敏感な問題の教学において、大学側と意見の対立が多いとみられ、「中国共産党のプロパガンダ機関ではないか」と北米を中心に批判が強まっている。

 米国大学教授協会は6月中旬、北米地区の100近くの提携大学に声明文を送り、設置の是非を再検討するよう求めた。

 日本では2013年末時点で13校。立命館大学、桜美林大学、北陸大学、愛知大学、札幌大学、早稲田大学、大阪産業大学、岡山商科大学などに設置されている。
 

(翻訳編集・叶子)

 

関連特集: 孔子学院の問題