【大紀元日本12月13日】河北省邯鄲市の農村地区で11月末、現地家族に嫁いだベトナム人女性100人が集団失踪した。地元警察は詐欺事件として捜査している。中国国営の英字紙「中国日報」(China Daily)が11日報じた。
報道によると、同市曲周県の趙庄村で20年前に現地の男性と結婚したベトナム出身の呉美玉さんは今年初めから、中国人男性へ、ベトナム人女性を紹介する縁談の仲介依頼を受けていた。成約の場合、女性の条件に応じて紹介料10万元(約190万円)から11.5万元(約220万円)を受け取っていた。
隣村の丁さんが7月、呉さんの紹介で、11.5万元でベトナム人女性と婚約した。11月21日、その女性は別のベトナム人女性に誘われ外出後、行方不明になった。
妻の失踪を受けて、村民らは呉さんを問いただすため自宅に押しかけた。呉さんは数日前から「ベトナム人女性の結婚手続きで一時帰国」という言葉を残して、行方不明になっていた。
中国では一人っ子政策や男児偏重の影響で、男女比の不均衡が目立っている。未婚男性よりも、現地の未婚女性の人数ははるかに少ない。
しかも、邯鄲市周辺では地元の女性と結婚する場合、40万元(約760万円)以上の高額な結納金が必要となるため、多くの家庭は負担できない。そのため、言葉や習慣などコミュニケーションの障壁があったとしても、比較的「安価な」ベトナム人女性を選択するようになっている。
(翻訳編集・王君宜)
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