【大紀元日本3月18日】中国社会科学院(政府シンクタンク)が18日に発表した最新の法治報告書によると昨年、1日に平均500人を超える汚職幹部が調査を受けたという。
人民日報電子版は同院の李林法学研究所所長として、500人のうち、2~3人の局長級幹部、80人を超える省長や部長以上の幹部、30人以上の軍関係者が含まれていると伝えた。
報告書によると、14年9月まで立件された汚職事件は27235件で、35633人が摘発された。前年同期比それぞれ9.9%、5.6%上昇した。
贈賄事件の件数と容疑者は前年同期比それぞれ、38.7%と35.1%と大幅に増加した。
昨年、最高指導部メンバーだった周永康氏、中央統戦部長の令計画氏、中央軍事委員会副主席の徐才厚氏など大物幹部が相次ぎ失脚した。報告書は「刑は大夫に上らず」(政治局常務委員経験者に刑は及ばない)という不文律が破られたと指摘した。
(翻訳編集・江音)
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