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北京のスーパーから生魚消える 抜き打ち検査恐れて店が処分か

2016/11/27 更新: 2016/11/27

最近、北京のスーパーマーケットは、政府の食品安全衛生監視チームによる抜き打ち検査があるとの情報を受けて、店内の介類売り場のいけすを空にした。

中国食品医薬品局(CFDA)は24日、全国12都市で魚介類の特別調査を開始すると発表した。 どの都市かは、具体的には通知されなかった。

未確認情報から、北京はその12都市に含まれるとの情報が伝わり、市内のスーパーマーケットは検査を避けるために、いけすを空にした。 この対応は、カルフール、ウォルマートなどの大型店も実行したという。

CFDAの匿名の関係者は財新ネットの取材に対して「店舗事業者が(検査を)心配しているので、生きた魚を処分した」と述べた 。

街の魚売り場から魚介類が一掃されるという奇怪な現象は、水質に対する心配をあおった。騒ぎを鎮めるため、CFDAの公式weiboアカウントは「市の9割の水産製品は検査に通っている」とコメントを出した。

撤去の理由は「問題ある飼料」?

一方、食品安全管理マネージャーは、一連のおこないは「普通の企業行動」と説明し、5月にもコイ、バスなどの生魚の展示を停止し、顧客の要望に応じて冷凍の魚を販売しているという。

北京中心部のウォールマートは、都内から調達した淡水魚は「問題ある飼料」を与えられていたために処分したと明かした。かわりに、検査に合格した浙江省の魚を販売しているという。

地元住民は南方時報の取材に対して、コイ、スズキなどの人気の淡水魚がどこの売り場にも見られなくなったことに不満を訴えている。

(翻訳編集・佐渡 道世)

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